簡単にできるワイパーゴム交換だが長さや形状に注意
雨が降ってきてワイパーを動かしたら拭きムラができていたり、ビビりが発生して前が見にくくなった経験をしたことがありませんか?
普段は気にしないワイパーなので、雨が降らないと劣化になかなか気づかないことが多いようです。
しかし雨の中を視界不良で運転するのは大変に危険です。ワイパーゴムの交換は意外と簡単なので、やり方を覚えて自分で交換してみましょう。
ワイパーゴムの交換時期
ワイパーゴムは直射日光や紫外線などで徐々に劣化していきます。
そのため頻繁に走行している車や青空駐車場で保管している車はワイパーゴムの寿命が短く、車庫保管やカーカバーを掛けている車のワイパーゴムは長持ちします。
一般的には1年に1回のワイパーゴム交換が推奨されていますが、拭きムラやビビりが出たり、ひび割れや切れていたら交換しましょう。
ワイパーの交換は2つの方法がある
カー用品店やホームセンターに行くと交換用ワイパーが売られていますが、2種類あることに気付くはずです。
ワイパーアーム(ワイパーブレード)交換タイプ
ワイパーアーム交換タイプは、ワイパーを丸ごと交換してしまうので簡単に作業ができるのが特徴です。
欠点は値段の高さです。車種によっては入手困難な場合もあります。
ワイパーゴムのみ交換タイプ
ワイパーゴムのみ交換タイプは、安価なのが特徴です。
ただし交換にはコツが必要で、しっかり取付けないと拭きムラが出たり、ガラスに傷を付けてしまうことがあります。
ワイパーアーム(ワイパーブレード)交換タイプ、ワイパーゴムのみ交換タイプのどちらも、車種によって長さや形状が異なります。
・車種
・年式
・型式
これらを把握してから購入するようにしましょう(型式は車検証に記載されています)。
なおワイパーには運転席側、助手席側、リア用があるので注意しましょう。
万全を期するなら交換したい場所のワイパーゴムの長さを測っておき、同じ長さの交換用ワイパーを購入しましょう。
ワイパーの交換方法
ワイパーアーム交換タイプは取り外しさえできれば交換は数分で完了します。
ワイパーゴムのみ交換タイプは多少面倒でコツが必要となります。ゴムを取り外すときに構造をよく観察し、外したときと逆の手順で新しいゴムを取付けていきましょう。
ワイパー交換時には油膜取りとガラス撥水剤コーティングの併用がおすすめ
ワイパーを新しく交換しても、フロントウインドウが油膜だらけでは意味がありません。ワイパー交換と同時に油膜取りを行いましょう。
参考記事:車のフロントガラスに付いた油膜の取り方・除去方法【コンパウンド】
油膜が除去できたらガラス撥水剤でウインドウをコーティングしておけば完璧です。
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ガラス撥水剤でコーティングしておけば、ある程度のスピードを出せば雨水が吹き飛んでいくので、ワイパーをあまり作動させなくても視界が確保できます。
ワイパーは車検などの点検時にディーラーや整備工場で交換されることが多く、あまり気にしていない人が多いようです。しかし自分で交換すれば費用が大幅に安く済むので、ぜひチャレンジしてみてください。
雨の日になると前が見にくいせいか、前かがみになって必死に前方を凝視しているドライバーを見かけることがあります。このような状況では、側方や後方に気が回らず大変に危険です。新しいワイパーに交換して視界をクリアにすれば、心に余裕が生まれ安全運転に繋がります。