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車内の臭いが凄いので消臭・除去したいという質問
車内の臭い除去は発生源の特定が大切です
車内の狭い空間ではちょっとしたことで臭いが充満して、シートや内装に染み込むと更に臭いが増長する悪循環が始まってしまいます。
車内の臭いを除去するには、まず発生源を見つけることが大切です。しかし中古車の場合は、前オーナーの使用状況が分からないので特定には時間が掛かるかもしれません。
車内で臭いが発生しやすい場所とは
車内には臭いを放ちやすい場所があります。
シート
シートの座面には様々な臭いが染み込んでいます。シート裏にも注意しましょう。
フロアマット
フロアマットは汚れの温床です。ダニやノミの死骸も多数いることも。
天井
天井にはタバコの臭いなどがかなり染み込みます。
灰皿周辺
言うまでもなくタバコの臭い発生源です。
エアコン
エアコンのフィルターの臭いやカビの発生による臭いは強烈で、稼働させた瞬間に気づくことも。
窓ガラスの内側
意外かもしれませんが窓ガラス内側の汚れに臭いの元が潜んでいることがあります。
これらをひとつずつ調べていって臭いの元を断つようにしましょう。
車内の臭いを除去・消臭するには
臭いが気になったら車内を一度、徹底的に掃除することで臭いを消臭することができます。
シートやフロアマットを車外に出す
可能であればシートを外して車外に出しましょう。フロアマットは車外に出したら、中性洗剤を少しつけて洗った後に乾かしておきます。喫煙車の場合は灰皿を外して、洗剤を使って入念に洗っておきます。
車内に掃除機を掛ける
車内に掃除機を掛けますが、上(天井)から下(床)の順番で掃除機を掛けていきます。細かい隙間などもブラシを使って徹底的にゴミを吸引していきます。
拭き掃除をする
中性洗剤を少し垂らしたバケツの水を浸した後、固く絞った雑巾で拭き掃除をしていきます。天井から拭き始めてピラーやダッシュボード、ドア内張りなど内装全て(窓ガラスを除く)を拭いていきます。
シートも拭き掃除する
シートを拭き掃除するときは軽く叩きながら拭くようにします。リクライニングさせて隙間も掃除しましょう。
窓ガラス内側を拭く
特に喫煙車の窓ガラスはヤニで汚れているので入念に拭き掃除しましょう。できればバケツの洗浄液と雑巾を交換して掃除した方が良いです。
洗浄液を浸した雑巾による拭き掃除の後は、水道水で濡らし固く絞った雑巾で付着した洗剤を拭きあげます。
拭き掃除のときに力を入れ過ぎると表面を傷めてしまうので、あまりゴシゴシと擦らないようにしましょう。
拭き掃除後にシート表面やフロアマットなどの布地部分(革やプラスチック・ゴム以外の部分)に、ファブリーズなどの消臭スプレーを吹きかけて終了です。
これらの作業は晴れた日に行うことをおすすめします。また作業中は車の全てのドアを開け放して、車内の換気も同時にしてしまいましょう。
一度徹底的に掃除すれば、かなりの確率で車内の臭いが除去できます。そして時々は車内掃除をして、快適な空間を保つようにしてください。
どうしても臭いが取れない車は水没車の可能性があります。この場合は専門業者に車内洗浄を頼むしか方法がありませんが、購入店に水没車かを確認して、もし非を認めたら購入店で車内洗浄を負担してもらうよう交渉するべきです。