新車と中古車どちらがお得なのか
車の所有歴が長くなってくると、新車を乗り継ぐ派と中古車を乗り継ぐ派に分かれてきます。
特に新車乗り継ぎ派の人は、中古車購入に対して強い抵抗感を抱いていることが多いようです。もちろん新車、中古車に隔たりなく双方を乗り継いでいる人もいます。
果たして中古車と新車どちらを乗り継いだほうがお得なのでしょうか。
中古車と新車のメリットとデメリット
中古車と新車にはそれぞれ特徴があり、メリットとデメリットが存在するので簡単にまとめてみましょう。
中古車のメリット
- 新車より価格が安い
- 納車までの時間が短い
- 生産終了などの過去のモデルでも買うことができる
中古車のデメリット
- 車により状態が一定でない
- 相場により価格が変動する
- 装備や色、グレードを選ぶことができない
新車のメリット
- 車の状態が一定に保たれている
- 価格が一定
- 自分好みの仕様にできる
新車のデメリット
- 最新車種しか買うことができない
- 納車までに時間が掛かる
このように中古車・新車共にメリット・デメリットがあります。
予算にもよりますが、新車を選べる金額が確保できるようなら中古車と新車を比較検討してみるのも良いでしょう。
参考記事:中古車と新車どっちを買うか迷う【メリット・デメリット】
中古車市場には未使用車(新古車)と呼ばれる車も売られています。
未使用車とは新車の登録を済ませたナンバー付き車両ですが、まだユーザーの手に渡っていない車のことです。
そのため未使用車はほぼ新車と言えますが、あくまでも一度登録された車両なので中古車扱いになります。
ただし自分が求める車種や仕様、カラーといった条件が合った未使用車があればお買い得ですが、見つからない場合には買うことができません。
参考記事:中古車市場の未使用車・新古車はお得なのか
安い中古車を乗り継ぐとお得なのか
諸費用込みで20~30万円で買える激安中古車を好んで買う人もいます。
参考記事:20万円~30万円の激安中古車を買うときに注意したいこと
このような激安中古車を買う人は車検残期間だけ乗り、車検が切れそうになったら次の激安中古車に乗り換えることが多いようです。
例えば30万円で購入した車検2年付きの車を2年おきに乗り換えた場合には10年で5回買い換えることになり、単純計算で150万円の出費になります。
車種にこだわらなければ新車を諸費用込み150万円で購入することも可能です。新車なら10年以上乗ることはそれほど難しくありません。
もちろん10年の間に車検を4回(初回3年目、以後2年おき)に受ける必要があるのでその費用が掛かりますが、激安中古車には壊れやすいリスクと乗り換える手間があるのでトータルで考えるとどちらも差が無いように思えます。
もちろん新車を購入するには現金を用意するか、ローンを組まなくてはならないので人によっては難しいかもしれませんが、お金の工面ができれば新車を長く乗るのもアリだと思います。
人により考え方が様々なので一概には言えませんが、トータルを見据えた長期目線で中古車か新車かを選択しても良さそうです。
燃費の良さだけを追究して新車を購入したら車両代金の高さを回収できず、結果的に安い車を買っていたほうがお得だったように、車のどこに視点を定めて判断するかによって中古車、新車どちらかにするかの優位性が決まってきます。中古車乗り継ぎ派の人でも、たまには新車を検討してみるのもいいかもしれません。