フルモデルチェンジのホンダフリード公開
2008年に登場したホンダフリードが8年を経てフルモデルチェンジされます。
『ちょうどいい』をコンセプトに運転しやすいコンパクトサイズながら、6人が乗れる室内空間の広さで小型ミニバンを求める層から人気を得ていたフリードです。
しかしトヨタ シエンタなど、ライバル車の台頭で魅力が薄れてきたのも事実です。今回のモデルチェンジによりフリード人気再燃なるでしょうか。
スタイリングを先行公開した新型フリード
新型フリードのスタイリングが先行公開され、デザインが明らかになりました。
全面刷新を謳い文句に掲げていますが、現行モデルの良さは残しつつ最近のホンダ車に見られるデザインコンセプトを取り入れているようです。
全体的には奇抜さを狙わず、現行型を正常進化させた無難なデザインとなっていますね。現行型が人気モデルなのでキープコンセプトは当然なのかもしれません。
エンジンはハイブリッドと1.5L ガソリンの2タイプ
出典:http://www.honda.co.jp/FREED/new/
モデルチェンジされる新型フリードのエンジンは『SPORT HYBRID i-DCD』と『1.5L 直噴DOHC i-VTEC』の2種類になります。
ハイブリッドモデルは 1.5L i-VTECエンジン+大トルクモーター+リチウムイオンバッテリーにより刺激的な走りを実現しています。
特にハイブリッドドライブモードでは、モーターパワー+デュアルクラッチトランスミッションの組み合わせにより、ミニバンらしからぬ力強い加速を実現しています。
気になる燃費はトヨタ シエンタ ハイブリッドの27.2km/Lを超えることが期待されています。一部で噂されていた1.0L ダウンサイジングターボエンジンの導入については、今回見送られるようです。
既に現行型フリードの受注が終了しており、新型フリードの登場がいつになるのかですが、2016年9~10月に発表、11月に発売開始になる可能性が濃厚です。
気になる販売価格はハイブリッドモデル220万円~、ガソリンエンジンモデルが175万円~と現行モデルと同程度になりそうです。
価格を上げたくてもライバルのトヨタ シエンタ ハイブリッドに勝つためには価格差を広げられないのが実情でしょう。
ファミリー層から絶大な人気を誇るホンダ フリードのモデルチェンジには多くのホンダファンからの注目が集まっています。
ミドルクラスミニバンが大き過ぎると不満なユーザーに対して、『ちょうどいい』サイズが支持されてきたフリードですが、ライバル車に先を越された感が強くなっているのも事実です。ライバル車に流れたユーザー層をどう取り戻せるかが人気復活の鍵になりそうです。