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左折するときに縁石への乗り上げや外側への膨らみで悩む
交差点での左折は右折より簡単と思われています。
ところが左折するときに、縁石に乗り上げたり外側に膨らんでしまう方が多いようです。
そこで今回は、交差点で左折するときのコツやハンドル操作のタイミングを紹介していきます。
車で左折するとき「縁石」に乗り上げない方法
左折するときに左側の後輪を縁石に乗り上げてしまったことがありませんか?
車が曲がるときに内輪差が発生するので、左側に寄せすぎていると後輪を乗り上げてしまいます。
※内輪差とは
車が曲がるときに後輪は前輪よりも内側を通ろうとします。前輪と後輪が描く半径の差が内輪差です。
左折のとき「縁石」に乗り上げないためのコツ
左折するときに車を左に寄せすぎていると縁石に乗り上げやすくなります。
教習所で「できるだけ道路の左端に寄ってから左折を開始する」と習ったはずです。
たしかに自転車やオートバイのすり抜けを防ぐ意味では有効ですね。しかし左側に寄せすぎると間違いなく縁石に乗り上げます。
左折するときは道路の真ん中をキープしたまま左折を開始すると縁石に乗り上げにくくなります。
もちろん30m手前からウィンカーを出して、車の左側に自転車やオートバイが接近していないことを確認してから左折を開始します。
左折のときに外側へ膨らまない方法
左折する直前に一度外側(右側)に膨らんだり、左折を開始したものの曲がり切れずに膨らんでしまう、どちらにしても非常に危険な行為で事故になる恐れもあります。
左折のときに外側へ膨らまないためのコツ
縁石に乗り上げるときと同様に、左折するときに車を左に寄せすぎていると外側に膨らみやすくなります。
左折する直前に一度外側(右側)に膨らむのは道路の左端に寄せすぎていて、このままだと曲がれないと判断するからです。
左折を開始したものの曲がり切れずに膨らんでしまうのは、ハンドルを切りすぎて縁石に乗り上げることを気にするあまり、ハンドルを切る角度が浅くなって曲がり切れずに膨らんでしまいます。
左折時に外側に膨らまないようにするには、縁石に乗り上げるときと同じように道路の真ん中をキープしたまま左折を開始してみましょう。
左折するときのハンドル操作のタイミング
左折するときにハンドルを切るタイミングが合っていないと、縁石に乗り上げたり外側に膨らんだりします。
左折するときは車の前輪がコーナーの先端を超えてからハンドルを切り始めます。自分の肩とコーナーの先端が重なったタイミングが目安です。
切り始めるタイミングが早すぎると後輪が縁石に乗り上げてしまったり、遅すぎると曲がり切れずに外側に膨らんでしまいます。
車の大きさによってタイミングが若干異なりますが、コーナーの先端と自分の車の位置関係を意識することで上手に左折できるようになりますよ。
右折と比べて左折は簡単といわれていますが、車の位置とハンドルを切るタイミングが合っていなければ縁石に乗り上げたり外側に膨らんでしまいます。一度変な癖をつけてしまうとなかなか抜けなくなるので、初心に戻って反復練習してみましょう。コツさえつかめば意識せずに左折できるようになります。