新車の再購入費用を補償する車両新価特約

交通事故を起こして全損になっても新しい車に乗り換えられる車両新価特約

買ったばかりの車で事故を起こしたら相当にショックを受けてしまいますね。そんなときに備える保険が車両新価特約です。事故を起こして全損になっても新しい車に乗り換えられる心強い特約です。

そこで今回は新車の再購入費用を補償してくれる車両新価特約について紹介していきます。

車両新価特約とは事故で車が全損になったときに、契約車両と同等クラスの新車購入費用を補償してくれる特約のことです。

車両新価特約は車両保険の追加オプションで、特約だけを付帯することはできません。

車両保険で補償されるのは時価額のみです。そのため修理費用が時価額を超えた場合は、超過分を自腹で支払わなければなりません。

車両新価特約を付帯していると新車価格の50%以上の損害が発生した場合に、新車価格相当分の保険金が支払われます。

車両新価特約の補償範囲は保険会社によって異なります。車両本体価格、付属品、消費税に関してはすべての保険会社の補償範囲ですが、登録費用や税金などの諸費用は保険会社によって取り扱いが異なります。

車両新価特約はすべての車につけられる保険ではありません。初年度登録から11～61ヶ月以内の車に付帯できます（保険会社によって適用期間が異なります）。

適用期間内であれば新車・中古車に関係なく付帯可能です。

新車価格の50%以上の損害が発生した場合に新車価格相当分の保険金が支払われる車両新価特約ですが、車の主要構造部分（フレーム）に損害を受けていないと補償対象になりません。

フレームに問題がなければ修復可能と判断されて、全損扱いにはならないというわけです。

車両新価特約は、新車の再購入をするときに限って新車価格相当分の保険金が支払われます。事故を起こした車を修理するときは、修理代相当の保険金しか支払われません。

車両新価特約は一定期間内に買い替えないと無効になるので注意が必要です。

車両新価特約は車両保険の追加オプションなので対象となる事故は車両保険と同じです。

ただし盗難に関しては対象外です。一般型車両保険なら盗難に対して有効ですが、エコノミー型車両保険の場合は車両新価特約を付帯していても補償されません。

車両新価特約で盗難を補償すると悪用される可能性が高いために、盗難は補償対象外となっています。

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この記事のライター：自動車保険サイト管理人「結城」
車両新価特約は1万円程度で付帯できる特約なので、補償金額を考えるとコストパフォーマンスが高い保険といえます。車のフレームに損害を受けるとリセールバリューがかなり低くなってしまうので車両新価特約を付帯しておくほうが安心できます。