原付バイクに乗るならファミリーバイク特約がお得
自動車保険には『ファミリーバイク特約』をつけることができます。
保険契約者や家族の誰かが原付バイクに乗るならぜひ利用したい保険です。
ファミリーバイク特約とは
自動車保険の被保険者や家族が『125cc以下の原付バイク』または『50cc以下の3輪以上の自動車』を運転中の事故を補償する保険です。
所有している原付バイクであれば何台あっても台数は問いませんし、借りたバイクでの事故も補償対象になります。
ファミリーバイク特約の補償対象者は以下になります。
- 被保険者
- 被保険者の配偶者(婚姻してなくても可)
- 被保険者または配偶者と同居している父母、子供などの家族
- 被保険者または配偶者の未婚の子供(離婚歴があると不可)
例えば親元を離れて暮らしている子供が原付バイクで事故を起こした場合でも補償されます。
ファミリーバイク特約の補償内容は、
- 対人・対物補償
- 人身傷害補償(人身型のみ)
- 自損事故傷害補償(自損型のみ)
となり、対人・対物補償額は無制限が大半のようです。
ファミリーバイク特約のメリット・デメリット
ファミリーバイク特約の検討には『保険スクエアbang!』の自動車保険無料一括見積もりを利用すると、一度の入力で最も安い保険会社を選ぶことができます。
ファミリーバイク特約のメリット・デメリットをまとめてみます。
ファミリーバイク特約のメリット
原付バイク保険に単独加入するより保険料が安い
年間で8000円~2万円程度の保険料追加で済みます。
ファミリーバイク特約を使っても自動車保険特約には影響しない
特約を使用しても自動車保険を使っていなければ、翌年の契約更新時に等級が1ランクアップします。
ファミリーバイク特約は年齢条件に制限がない
例えば35歳以上補償の場合でも、16歳の子供が原付バイクで起こした事故を補償できます。
家族限定特約の制限がない
自動車保険が『本人限定』『本人・配偶者限定』であってもファミリーバイク特約には適用されないので、家族が原付バイクで起こした事故を補償できます。
所有している原付バイクであれば何台でも補償可能。借りたバイクでも可
家族が所有する原付バイクであれば何台あっても補償されます。また、友人・知人などの原付バイクを借りて起こした事故でも補償されます。
ファミリーバイク特約のデメリット
自動車保険の契約終了と同時にファミリーバイク特約が消滅する
これは当然ですが、あくまでも自動車保険のの特約なので、契約を終了した時点でファミリーバイク特約も消滅します。
人身傷害補償を選択すると保険料が高くなる
自損事故傷害補償選択と比較して倍近い保険料になってしまいます。
車両保険の設定がない
原付バイクの車両保険が無いので修理代などは自腹になります。
自賠責の補償額を超えない限り保険金が支払われない
対人賠償の金額が自賠責保険の補償額を超えない限り、ファミリーバイク特約での補償は行われません(示談交渉も同様です)。
所有する原付バイクが自賠責保険未加入の場合に事故を起こすと、自賠責対人補償に相当する金額の保険金支払いは行われないので自賠責保険切れには充分に注意しましょう。
なお、この項目は他人の原付バイクを借りた場合の事故では適用されません。
自動車保険契約者や家族が原付バイクに乗る場合は、単独でバイク保険に加入するより有利な条件で安く特約がつけられることが分かります。
原付バイクでの事故は年々補償金額が高騰しているので、イザというときのために加入しておくことをおすすめします。
未成年の家族が単独でバイク保険に加入するとかなり高額な保険料になってしまいます。しかしファミリーバイク特約に加入しておけばかなりの節約が可能になります。原付バイクは車検がないので、自賠責保険の期限切れには充分に注意してください。