
交通事故を起こしてしまったらまずは初期対応をする
車を運転していて交通事故を起こしてしまったときには、しっかりと初期対応をとらないと後々大きなトラブルに発展してしまうことがあります。
特に負傷者がいる場合の救護と警察への連絡は必ず行う必要があります。
まずは負傷者の救護をする
事故を起こしたときには負傷者がいないか確認します。もし負傷者がいたときには119番通報して救急車を呼びます。
たとえ外傷が見受けられなくても転倒や衝撃で体内に損傷を及ぼしていることがあるので、見た目が大丈夫でも安心は禁物です。
なお、119番通報の際に交通事故と告げると警察に連絡がいくので、改めて110番通報する必要はありません。
反対に110番通報をして負傷者の存在を告げると救急車の要請をしてくれます。
警察には必ず現場に来てもらって実況見分してもらう
事故を起こしてしまったときには、必ず警察に連絡して現場に来てもらいましょう。たとえ小さな物損事故でもです。
警察に実況見分してもらうことで、後日『事故証明書』を発行してもらえます。
この事故証明書を自動車保険会社に提出して保険金の請求を行うので、警察に連絡をしておかないと保険金請求ができなくなってしまいます。
もし事故の相手から警察を呼ぶのを嫌がられたり、その場での示談を要求されたとしても、応じることなく警察に連絡するようにしましょう。そして警察や自動車保険会社を通さずに示談交渉してはいけません。
自動車保険会社への連絡
警察に事故通報をしたら保険会社に連絡します。保険会社では常時電話受付しているので、イザというときのために連絡先を控えておきましょう。
規定では事故後60日以内に保険会社に連絡することとなっていますが、受付後すぐに対応してくれるとは限らないので、なるべく早く連絡を入れておいた方が良いでしょう。
その後の示談交渉は保険会社が代行して相手の保険会社と交渉に移ります。
もし自分に全く非がない(相手が100%悪い)事故の場合、自分が契約している保険会社には支払い義務が発生しないので示談に関与しないことがあります。
その場合は自分で示談交渉に参加しなければなりませんが、このときに役立つのが『弁護士費用特約』です。
参考記事:自動車保険に弁護士費用特約は必要なのか
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交通事故を起こすと動揺してしまいますが、とにかく負傷者の救護を最優先しましょう。そしてどんな軽微な事故でも警察に現場に来てもらい、当事者同士での示談交渉は絶対にしないようにしましょう。その場で収まったと安心しても後日、相手から不当な請求が来るかもしれませんので当事者同士の示談は厳禁です。