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車の給油ランプが点いてから何キロ走れるのかという質問
給油ランプが点灯してもすぐにはガス欠しないが何キロ走れる保証はない
運転中に給油ランプが点き始めると少しドキッとしてしまいますよね。特に高速道路のサービスエリアを通過した直後や田舎道を走っているときに点いてしまうと、次のガソリンスタンドまでガス欠しないだろうかと心配になってしまいます。街中でも近年はガソリンスタンドの数が減っているので、知らない土地だと焦ってしまいます。
給油ランプが点いたときにガソリンは何リットル残っているのか
給油ランプが点いた時点ではガソリンタンクにまだガソリンが残っています。タンク内に何リットルのガソリンが残っているか分かれば、普段の燃費を基に計算して大体の走行可能距離を推測することができます。
ガソリンタンクの容量は軽自動車と普通車ではかなり異なるし、車種によっても大きさがまちまちです。自分の車のガソリンタンク容量は取扱説明書に記載されているので確認してみましょう。
給油ランプが点き始めるのはガソリンタンク容量の20%程度まで減った時点が目安となるようです。タンク容量が30リットルの車なら残量が6リットル程度になったら給油ランプが点き始めると考えておけば良いでしょう。国産車であればおよそ5~10リットル程度の残量で給油ランプが点灯し始めることになります。
もし満タン法で残量を知りたいのなら、給油ランプが点き始めた時点でガソリンを満タンに給油します。ガソリンタンク容量から給油量を引けば、給油ランプが点き始めた時点のおよその残量を知ることができます。
給油ランプが点いてからどれくらい走れるのか
給油ランプが点き始めるガソリン残量と普段の燃費が分かれば、あとどれくらい走れるのかが分かってきます。もしガソリン残量が5リットルで普段の燃費が12kmであれば5リットル×12km=60kmとなり、およそ60km走行可能となります。
ただしこの計算で求められる走行可能距離は絶対値ではありません。走行条件により燃費が上下するし、ガソリン残量が正確には分からないからです。
またガソリンタンク内の残量を全部使い切ることは、その形状の関係上なかなか困難なことなので、実際の走行可能距離は計算値より少なくなると思っていたほうが良いでしょう。
国産車の場合は給油ランプが点灯してからある程度走行できるように設定されています。これは高速道路などに設置されているガソリンスタンドの間隔がおよそ50~80kmとなっているからです。
もしガソリンスタンドを通過直後に給油ランプが点き始めたとしても、次のガソリンスタンドに辿り着けるようにガソリン残量を設定しています。
しかし「車がガス欠になった時の対処法【高速道路・症状】」にも書いてありますが、九州地方には200km以上ガソリンスタンドが無い区間がいくつもあります。また渋滞していれば燃費が悪化するなど、悪条件が重なれば次のガソリンスタンドに着く前にガス欠になる可能性もあるので早めの給油を心がけましょう。
なお輸入車の場合には給油ランプが点き始めた直後にガス欠になることがあります(場合によっては給油ランプが点いていないのにガス欠になることもある)。
そのため国産車のような感覚で、まだ大丈夫と思っていると思わぬトラブルや事故に繋がるので注意が必要です。
最近はガソリンスタンドの数が減少傾向にあるので、給油したくてもなかなかガソリンスタンドが見つからないことがあり、給油ランプが点灯し始めたばかりだからまだ大丈夫などと安心していられないことがあります。もしガス欠した場合には路肩などの安全な場所に停車してJAFを呼ぶようにしましょう。