選ばれし者しかなれないF1ドライバーの年俸はいくらなのか
世界で20数人しかなることができない『F1ドライバー』はプロスポーツ界でも有数の高給取りと言われています。推定ながら2016年度の全F1ドライバーの年俸と契約期間が発表されたので見てみよう。
出典:http://www.grandprix247.com/2016/04/25/2016-formula-1-driver-salaries/
2016年度F1ドライバーの推定年俸と契約期間
ドライバー | チーム | 年俸(USドル) | 契約期間 | |
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1 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 5000万ドル+ボーナス | 3年契約(2015-2017) |
2 | フェルナンド・アロンソ | McLaren | 4000万ドル(ボーナス含む) | 3年契約(2015-2017) |
3 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 3100万ドル+ボーナス | 4年契約(2015-2018) |
4 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1600万ドル(ボーナス含む) | 1年契約(2016) |
5 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1550万ドル | 4年契約(2014-2017) |
6 | ジェンソン・バトン | McLaren | 1300万ドル | 1年契約(2016) |
7 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 650万ドル | 残り1年(2016) |
8 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 500万ドル | 2年契約(2016-2017) |
9 | ロマン・グロージャン | Haas | 450万ドル+ボーナス | 1年契約(2016) |
10 | フェリペ・マッサ | Williams | 450万ドル | 1年契約(2016) |
11 | バルテリ・ボッタス | Williams | 350万ドル | 1年契約(2016) |
12 | エステバン・グティエレス | Haas | 200万ドル | 1年契約(2016) |
13 | セルジオ・ペレス | Force India | 200万ドル | 複数年契約 |
14 | ケビン・マグヌッセン | Renault | 90万ドル | 1年契約(2016) |
15 | ジョリオン・パーマー | Renault | 90万ドル | 1年契約(2016) |
16 | ダニール・クビアト | Red Bull | 85万ドル | 不明 |
17 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | 65万ドル | 複数年契約 |
18 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 65万ドル | 複数年契約 |
19 | フェリペ・ナッセ | Sauber | 45万ドル | 1年契約(2016) |
20 | マーカス・エリクソン | Sauber | 45万ドル | 1年契約(2016) |
21 | パスカル・ウェーレイン | Manor | 不明 | 1年契約(2016) |
22 | リオ・ハリアント | Manor | 不明 | 1年契約(2016) |
引用:http://www.grandprix247.com/2016/04/25/2016-formula-1-driver-salaries/
F1ドライバーにも格差が存在している
まず目立つのがトップ3の年俸の多さですね。1位のセバスチャン・ベッテルは年5,000万ドル(約51億円)ですが3年契約なので合計1億5,000万ドル(約153億円)にもなります。しかも活躍の度合いに応じたボーナスは別なので、総額はいくらになるのでしょうか?フィアット社のバックアップがあるフェラーリはやはり巨額な予算をF1に投じてるようです。
2位は日本でもおなじみのマクラーレン・ホンダに所属するフェルナンド・アロンソが年4000万ドル(ボーナス含む)(約41億円)です。評価が高いドライバーだけあって低迷するチームにいても年俸には影響がないようです。
3位はメルセデスのルイス・ハミルトン。年俸は3100万ドル(約31億7,000万円)ですが、最高で1,000万ドル(約10億2,500万円)のボーナスが用意されています。
日本にゆかりが深いジェンソン・バトンは1300万ドル(約13億3,200万円)で6位です。
全体を見渡すと1~3位、4~6位、7~13位、14位以下の4つの階級があるようです。世界で20数人しかいないF1ドライバーでも100万ドル以上稼ぐのは半数で、上位6人が全F1ドライバー年俸合計の約80%を占めています。
上位6人はニコ・ロズベルグを除く5人がワールドチャンピオン経験者なので、タイトルを獲ることにより報酬がグンと跳ねあがることを証明していますね。その中でも複数回ワールドチャンピオンに輝いている上位3人は別格で全年俸合計の約60%を得ています。
華やかなF1の世界でも青天井に稼いでいるドライバーはほんの一握りで、半数近くは命の代償にしては少なすぎる報酬でレースを戦っていることが分かりますね。
完全に実力勝負の世界であるF1ドライバーの中でも、頂点クラスに位置するのはたったの数人だけと非常に狭き門となっています。それだけにその地位に辿り着いた勝者には天文学的な報酬が用意されています。