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中古車を買うときには水没車や冠水車に注意
パッと見は気づかないのが水没車の怖いところ
中古車を選ぶときに事故車や修復歴アリを気にする人が多いですが、水没車や冠水車かを調べることはあまりないようです。
ところが近年の異常気象により水没車や冠水車が多く発生し、それらの車が中古車市場に流れてきているので注意が必要です。
水没車や冠水車とは
テレビやニュースなどで台風や豪雨などの被害を伝えるときに必ず水没・冠水した車を映しています。
土砂に埋まったり津波で流された車は修復不能とみなされて廃車になることが多いようですが、水が引いた後に動いた車や車両保険で引き上げた車が修復され、中古車として販売されるケースが増えています。
水没車の怖いところはパッと見で判断しにくいところです。中古車を店頭に並べるときには修復歴を必ず表示しますが、水没歴の表示がされていないことが多いからです。
近年では確実に水没車の数が増えているので、中古車購入の際には見分ける方法を知っておく必要があります。
水没車や冠水車の見分け方
水没車を見分けるには注意深く観察することが重要になります。
車内の汚れやカビ臭いにおい
水没や冠水を経験した車はどんなに丁寧に清掃しても汚れやにおいが残ってしまいます。
シートベルトを引き出してみて途中から色が変わっていたら水に浸かった可能性があります。エアコンを作動させてみてカビ臭が酷いときにも要注意です。
エンジンルームや車内、トランク内の錆び
車が水に浸かれば当然、その部分は錆びやすくなります。通常はなかなか錆びにくいエンジンルームや車内に錆が見られたら水没した可能性が高いと言えます。
フロアカーペットを少しめくって確認したり、トランクの床の錆びも確認しておきたい箇所です。
書類に水濡れの形跡がないか
車に備え付けの車検証や自賠責保険証書、取扱説明書などの書類を確認し、水濡れの形跡があれば水没車である確率が高くなります。
そのような場合は悪臭がするので雨で濡れたのとは様子が異なり、分かるはずです。
自分の車が水没車になってしまったら
もし運悪く自分の車が水没してしまったときに頼りになるのが車両保険ですが、車両保険に未加入の場合は高額な修理を諦めて廃車にすることが多いようです。
しかし世の中には水没車を買取ってくれる業者が存在しますので廃車にする前に一度査定をしてもらうことをおすすめします。
価値が無い車だからと諦めていても、もしかしたら高値がつくかもしれません。たとえ査定額がつかなくても無料で引き取ってもらえますよ。
中古車を検討しているときに異臭や水濡れの形跡を発見してしまったら販売店に質問してみましょう。もし店員の回答がはっきりしないときにはそのお店での購入は控えるべきです。水没車は後々問題を引き起こす可能性が高いので絶対に買わないようにしましょう。