中古車購入契約前に必ず確認しておきたいポイントとは
やっとの思いで見つけた自分好みの中古車。早く納車されてドライブに出掛けたいですよね。しかしちょっと待ってください。もしかしたらあなたが買おうとしている車、実は高い買い物かもしれませんよ。
中古車を購入契約するときに『諸費用』というあまり聞きなれない項目が出てきます。ほとんどの人は比較対象を持たないので、業者の見積もりをすんなりと受け入れているようです。
しかし業者によっては合計金額にかなり差が出ることがあります。『あちらの店で買ってれば〇〇万円安く買えたのに!』なんてことにならないように、ほんの少しでもいいから知識を得ておきましょう。
中古車契約前にチェックしておきたいポイント
中古車を買うときに必ず必要になるのが『諸費用』です。中古車店から買う場合だけでなく個人間売買でも諸費用は掛かってきます。
中古車購入時の諸費用内訳
- 自動車税
- 自動車取得税
- 自賠責保険料
- 登録費用
- 車庫証明費用
- 納車費用
- 下取り費用
- リサイクル料金
- 消費税
自動車保険は中古車を買った(登録をした)翌月から年度末(翌年3月末)までの月割り分を支払います。軽自動車税は月割り納税が無いので、年度途中での購入では支払う必要はありません。
自動車取得税は中古車の場合は新車時の取得価格を基にして、年式によって算出された金額に対して税金額が決まります。車両本体価格が50万円以下の場合は無税です。また、軽自動車は新車登録から4年経過している車は無税です。車両本体価格が低い車や年数が経過している車、軽自動車で4年経過している車を購入する場合には取得税が無税になっているか確認しましょう。
自賠責保険料は車検残のある中古車を購入する場合に『自賠責保険未経過相当額』という名目で月割り請求されることもありますし、請求されないこともあります。この判断は購入店次第なので、契約前に確認しましょう。
購入した車の名義を自分の名前に変更しますが、登録の代行をしてもらうための費用です。印紙代や代行手数料で1~2万円程度が普通です。
名義変更登録にはその車の保管場所が決まっていないと申請できません。所轄の警察署で車庫証明を発行してもらう際の印紙代や代行手数料です。およそ1~2万円程度ですが、自分で車庫証明申請を行えば印紙代の数千円で済みます(契約時に車庫証明は自分で申請すると告げましょう)。
車を自分の家まで届けてもらうための費用です。自分でお店まで取りにいけば掛からないので、希望する場合は購入店に告げておきましょう。
下取り車がある場合に請求される場合がありますが、その場合には内訳を確認して、納得した上で払うようにします。良心的なお店なら下取り費用は発生しません。
リサイクル料金は車の購入時に『預ける』お金です。もし、その車を売却するときには戻ってきます。
法定費用以外の金額に課税されます。
車検切れの中古車の場合、上記にプラスして車検費用、自動車重量税、印紙代、自賠責保険料が必要です。
諸費用のポイントはそれぞれの「金額が妥当なのか」にプラスして、納車準備費用や洗車代など常識外の項目で請求されていないか確認しましょう。
説明を求めても理由が定かでないときにはそのお店はおすすめできません。諸費用は全国共通で同じではないので車両本体価格だけで判断せずに、総支払額をきちんと確認するようにしましょう。
中古車情報サイトでお目当ての中古車を検索してみましょう。
ひとくちに諸費用と言ってもいろんな項目がありますし、内容を把握することがなかなか大変です。しかし、諸費用如何で総支払額が変わってきますし、ちょっとした手間を掛けることで節約できる項目もあります。少しでも安く中古車を買うために覚えておきましょう。