一般道での後部座席もシートベルト着用義務化されました
平成20年6月の改正道路交通法の施行により、一般道での後部座席シートベルト着用義務化が施行されています。これにより、車に乗る時には高速・一般道に関わらず全席シートベルト着用義務化となりました。
これはタクシーの後部座席乗車でも適用されます。この場合はタクシーの運転手に違反点数がつきますが(後部座席は高速道路のみ)、乗客には違反点数も罰金も料せられません。
しかしいくらペナルティが無いからといっても、事故が起きたときのことを考えれば自然とシートベルトを着用するはずです。
もしシートベルト未着用で事故に遭った場合には賠償請求できないこともあるので、乗客の立場であってもシートベルトを着用することをおすすめします。
後部座席シートベルト着用義務違反の罰金・点数は?
後部座席シートベルト着用義務違反で捕まったときに運転者に料せられる罰金や点数はどれくらいなのでしょうか?
- 一般道:違反点数無し(注意のみ) 反則金無し
- 高速道:違反点数1点 反則金無し
後部座席シートベルト着用義務違反で捕まっても、高速道路の場合のみ違反点数1点が加算されて、一般道は口頭注意のみ、反則金はありません。しかしいくら緩い罰則といっても、事故が起きたときのことを考えるとシートベルト着用は必要ですね。
シートベルト着用義務違反で加算された違反点数を消す方法
違反点数は過去3年間の累積合計にて計算されます。しかし一定の条件を満たせば過去の違反点数を消すことができます。
過去3年の間に連続して2年間、無事故無違反で経過している場合、3点以内の軽微な違反を犯しても違反後3ヶ月連続で再度違反を重ねなければ違反点数は0点として扱われます。
※累積点数として加算されないだけであって違反実績は残ります。また、初めて免許証を取得した人や再取得した人は除きます。
過去3年間で1年以上無事故無違反の期間がある場合、過去の違反による累積点数や前歴があったとしても前歴や累積点数がゼロになります。
【豆知識】免許証の点数制度は〇点減点とか、あと〇点しか残っていないなどと言われることが多いですが、正しくは累積〇点が正解です。満点からの減点方式ではなく、スタートが0点の加算方式ですので場合によっては50点にも60点にもなってしまいます。
シートベルトはあくまで命を守るために着用するものなので、違反の点数や反則金に関わらず着用を習慣づけていきましょう。
シートベルト未着用で事故を経験した人のほとんどが、シートベルトを締めていればよかったのにと後悔しています。あなたもそうならないように心がけましょう。
面倒くさいとか窮屈だからという理由をつけてシートベルトを着用しない人がいますが、こういう人ほど事故を起こしやすく大怪我を負う確率が高いのが事実です。いつ事故に遭うのかは誰にも分からないので、車に乗る時は万が一に備えてシートベルトを締めましょう。