高速道路でやってはいけない交通違反【反則金・罰金】

目次

スピードが速い高速道路での違反は大事故に繋がる

高速道路はスピードを出して走行するため、事故が起きると一般道よりも大惨事になることがしばしばあります。

そのため一般道よりも厳しくて、かつ高速道路特有の交通ルールが存在します。

高速道路でやってはいけない交通違反【反則金・罰金】

車道での横断・転回・後退の禁止

最近ニュースなどで話題になる高速道路の逆走。非常に危険な行為なので絶対にやってはいけませんが、逆走している本人自身が気づいていないことが多いのでやっかいな問題です。

違反点数:2点 反則金9千円(普通車)

通行区分違反(路肩走行禁止)

渋滞時に路肩を走行する車を時々見かけますが立派な違反です。最近は上空からヘリコプターで違反を確認することもあります。

違反点数:2点 反則金9千円(普通車)

駐停車違反

高速道路は警察官の指示や危険回避などの一時停止以外での駐停車が禁止されています。路側帯などに車を停めて休憩したりしてはいけません。

違反点数:2点 反則金7千円(普通車)

故障車両表示義務違反

高速道路上で故障などの理由でやむを得ず駐停車する場合には、三角停止表示板などで停止していることを後続車に知らせる義務があります。

違反点数:1点 反則金6千円(普通車)

高速道路運転者遵守事項違反

高速道路を走行する前に運転者は車の点検をする必要があります。

違反点数:2点 反則金9千円(普通車)

後部座席ベルト装着義務違反

高速道路では乗員全員にシートベルト装着の義務があります。後部座席の乗員がシートベルトを装着していなかった場合は運転者に違反が課せられます。

違反点数:1点 反則金なし

高速道路での速度超過違反は一般道より厳しい

高速道路でのスピード違反は一般道よりも厳しいので注意しましょう。反対にゆっくり走っていても違反になります。

速度超過違反

高速道路の最高速度は100km/hです。40km/h未満の速度超過違反の場合は反則金を納付することで刑事罰にはなりませんが、40km/h以上からは刑事罰(10万円以下の罰金または懲役6ヶ月以下)となります。

40km/h未満超過違反点数:1~3点 反則金9千~3万5千円(普通車)

40km/h以上超過違反点数:6~12点 10万円以下の罰金または懲役6ヶ月以下(普通車)

最低速度違反

高速道路には最低速度があり、通常は50km/h以下で走行すると違反になります。標識などで最低速度が指定されている場合はその速度以下で走ると違反です。ただし危険を防止するためや渋滞などで速度を落とす必要があるときは除きます。

違反点数:1点 反則金6千円(普通車)

通行帯違反(追い越し車線のみの走行)

道路の混雑度合いに関わらず、本線の一番右側車線だけを使って走行を続けると違反になります。追い越しを終えたら速やかに走行車線に戻りましょう。

違反点数:1点 反則金6千円(普通車)

追い越し違反(左側からの追い越し)

先行者の追い越しをするときには右側の車線を走行していなければなりません。左車線が空いてるからと左に車線変更して追い越しをすると違反です。

違反点数:2点 反則金9千円(普通車)

車間距離不保持違反(あおり運転禁止)

高速道路を走行するときには80km/hなら80m程度、100km/hなら100m程度の車間距離をとる必要があります。車間距離が短すぎたり、遅い車を後方からあおる行為をすると違反になります。

違反点数:2点 反則金6千円(普通車)

高速自動車国道等措置命令違反

警察官が危険防止や交通を円滑にするために、高速道路通行の禁止・制限をして、路肩・路側帯の通行を指示することがあります。その命令に従わないと違反になります。

違反点数:2点 反則金なし

今まで普通にしていたことが実は違反だったなんてことがありませんでしたか?高速道路はスピードが速いのでちょっとした油断が事故を引き起こす原因になります。ルールを守って安全にドライブを楽しみましょう。


高速道路での左側からの追い越しやあおり運転などは結構頻繁に目にすることがありますが、立派な交通違反です。自動車学校で習ったはずのルールですが、あなたは覚えていますか?今一度確認して安全運動に努めましょう。