パリモーターショー2016で初公開された新型マーチ
モデルチェンジで5代目となる新型マーチがパリモーターショー2016で発表されました。
出典:http://www.autoexpress.co.uk/car-news
画像はマーチの海外モデルであるマイクラですが、4代目マーチの丸みを帯びたデザインから完全に一新されています。
Vモーションフロントグリルを採用しているので日産車と分かりますが、言われなければマーチとは気づかないほどの大幅なデザイン変更が施されています。
どことなくルノーを彷彿させるデザインですが、フランスのルノー工場にて生産するようです。
コンパクトさが売りのマーチなので気になるのがボディサイズですが、ギリギリ5ナンバーサイズに収まるようです。
出典:https://www.indiacarnews.com/
内装も大幅に変更されフランス車的なおしゃれ感あふれるデザインとなっています。
大型のインフォメーションディスプレイが装備されカーナビやオーディオなどが集中管理され、色使いや質感の良さはコンパクトカーの枠を超えています。
新型マーチはダウンサイジングされた0.9L直列3気筒ターボエンジンを搭載
新型マーチのパワートレインにはダウンサイジングエンジンが採用されるもようで、まずは0.9L直列3気筒ターボエンジンを搭載するようです。
0.9Lながら90hp、14.3kgmを発生するパワフルなエンジンとなりそうです。
続いて登場するのが1.0L直列3気筒自然吸気エンジンで73hp、9.7kgmを発生、組み合わされるトランスミッションはCVTになるのではと予想されています。
ルノーと共同開発したプラットフォームを採用
プラットフォームはルノーと共同開発したCMF-Bプラットフォームが採用されるようです。
コックピット・エンジン・フロント&リアのアンダーボディ・電子アーキテクチャーで構成されるプラットフォームは共有車種を増やすことで開発費の軽減や軽量化に繋がります。
安全装備に注力している日産なので、新型マーチにもドライバーをアシストする機能を多数搭載すると予想されています。
・LDP車線逸脱防止支援システム
・エマージェンシーブレーキ
・アラウンドビューモニター
など、上級車種に搭載されている安全装備が新型マーチにも採用されるようです。
新型マーチの気になる販売開始時期は欧州版マイクラの発売後になりそうで、2017年前半~中盤が予想されます。
販売価格はライバル車と同等の120~150万円程度の予想です。
4代目マーチが不人気だったので5代目新型マーチには期待したいですね。
ヨーロッパ車的なフォルムや内装は多くの人気を集めそうで大ヒットモデルになるかもしれません。
初代から3代目まではコンパクトカーの代名詞的な存在であった日産マーチですが、4代目の不人気ぶりは目に余るものがありました。5代目マーチは今までの流れとは全く違うデザインとなり、新生マーチがどう展開していくのか注目ですね。