車のボディについた飛び石傷の対処法・予防策

車の塗装が欠けた「飛び石の傷」は早めに補修したい

車で走行中に「ピシッ」と大きな音がして驚いた経験はありますよね。

原因は前車のタイヤが跳ねた飛び石で、最悪の場合はガラスが割れたりボディが凹んだりします。

そこまではならなかったとしても、車の塗装が欠けたり剥がれてしまうことがあります。鉄板がむき出しになったまま放置するとサビの原因になったりもします。

飛び石傷を発見したときは早めの対策が必要です。ここでは車のボディについた飛び石傷の対処法や予防策について紹介していきます。

車のボディについた飛び石傷の対処法・予防策

なぜ車に石が飛んでくるのか

飛び石とはタイヤの溝に挟まった小石が走行中に外れて飛び出したり、路面に落ちている小石をタイヤが跳ねたことを指します。

飛び石は前車から飛んでくることがほとんどで、後ろを走行する車のフロント周りやフロントガラスに当たって傷をつけてしまいます。

特に高速道路を走行中の飛び石は勢いが強くて、当たったときの被害が大きくなりがちです。

車の飛び石傷を放置しておくとサビの原因になる

飛び石傷は目立ちやすく、特に洗車直後は傷が浮いたように見えて余計に目立ってしまいます。また、黒色や濃淡車の塗装が飛び石で傷つくと、白っぽく見えてしまって気になるものです。

飛び石が当たった跡の傷は、表面の塗装が欠けてその下の下地部分まで達している場合がほとんどです。

塗装の表面だけが傷ついている場合は、下地のサビ止めが活きているのでそれほど問題ありません。しかし鉄板まで傷が届いている場合は、できるだけ早く対策をする必要があります。

車の「飛び石傷」の対処法と予防策

飛び石によるを見つけたときは、すぐに対処をすることが錆の防止につながります。

対処法として一番簡単なのがカー用品店などで売っているタッチペンでの補修です。

飛び石傷部分の汚れを落として、爪楊枝などの先がとがったもので塗料を点付けしていくと仕上がりがよくなります。

タッチペンは自分の車のカラーコード(色の種類)と同じものを買うようにしましょう。カラーコードはエンジンルームや運転席付近を探すと見つかるはずです。

車の飛び石傷被害を防ぐには

飛び石傷被害は前車が跳ね飛ばした小石で発生します。飛び石傷被害を防ぐには、前車との車間距離をあけるしか方法はありません。

とくに高速道路や未舗装路を走行するときは車間距離をしっかりあけるようにします。

前者を煽るような車間距離は飛び石傷を量産するだけでなくて、事故を誘発しやすくなるなど良いことはひとつもありません。


飛び石傷を勲章のように自慢する人をたまに見かけます。しかし自分の危険運転を誇示しているだけなのでものすごくカッコ悪いですよ。車間距離を充分にあけて運転すれば、飛び石被害を最小限に抑えられて安全運転にもつながります。