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車についた虫汚れの取り方・除去方法【クリーナー】
車の塗装に悪影響を及ぼす虫跡汚れ
夜間に車を走らせると、車のボディに大量の虫の死骸がついていることがあります。
落とすのが面倒だからと放っておくとなかなか取れにくいだけでなくて、塗装面に悪影響を与えてしまうのが虫跡汚れです。
そこで今回は車についた虫跡汚れの取り方や対策について紹介していきます。
虫の死骸が車に付着する原因
夜間に活動する虫は月明かりに対して一定の角度で飛ぼうとしています。
ところが車のヘッドライトが近くにあると、月明かりと勘違いして寄ってきてしまって走行中の車にぶつかってしまいます。
単純にこのような理由で虫の死骸が車に付着してしまうのです。
なぜ虫跡汚れは落としにくいのか
虫の死骸はたんぱく質やリン酸などで構成されていますが、リン酸は塗装面を侵すといわれています。
虫の体液に含まれているたんぱく質は、粘着性があるために落としにくい性質を持っています。
また虫が車にぶつかるときはかなりの衝撃でぶつかってきます。そのためボディにしっかりとくっついてしまい、ますます落としにくくなってしまいます。
車についた虫跡汚れの取り方
車についた虫跡汚れは付着直後であれば簡単に落とせます。しかし時間が経ってこびりついた虫跡汚れはなかなか落ちません。こうなってしまったときは次の方法を試してみましょう。
虫跡汚れを温めて柔らかくする
こびりついた虫跡汚れは温めて柔らかくすると取れやすくなります。
お湯を含ませた濡れタオルを置いたり霧吹きにお湯を掛けたりして、温めながら水分を含ませてから擦り落としていきましょう。
面倒な方は雨天時に落とす方法もありますが、温めることでより落としやすくなります。
虫取りクリーナーを使う
固着してしまった頑固な虫跡汚れは虫取りクリーナーを使うと落ちやすくなります。
使い方は虫跡汚れを水で濡らして柔らかくしてから虫取りクリーナーをつけて、30秒程度おいてからウエスで拭き取るだけです。
これでも落ちないときは虫取りクリーナーをティッシュペーパーやキッチンペーパーに染み込ませて、虫跡汚れをパックする要領で数分おいてから拭き取ると落ちやすくなるはずです。
車に虫跡汚れをつけない対策
車に虫が付着したらできるだけ早く取り除くようにしましょう。時間が経てば経つほどボディの塗装面を浸食して、落ちにくくなってしまいます。
車の塗装面やヘッドライトにコーティングやワックスを掛けておくと虫跡汚れが落としやすくなります。
車に虫がぶつかってくるのを防ぐことはできないので、素早い除去とコーティングなどで物理的につきにくくする方法が有効です。
虫跡汚れは塗装面に悪影響を及ぼすやっかいな存在です。面倒だからと放っておくと跡が残って後悔することになるので、できるだけ早く取り除きましょう。もし浸食がひどいときは無理して取ろうとせずに塗装業者に相談するべきです。