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メルセデスベンツの維持費は高いと言われるけど本当なのか
その圧倒的なフォルムやステータスで、いつかは手に入れたい自動車の代表格といえば『メルセデスベンツ』です。
最近は日本車の高額化もあって比較的手の届きやすい価格になったメルセデスベンツですが、気になるのが『維持費の高さ』です。
特に車検費用や定期点検などの高額さが噂されているメルセデスベンツですが、実際にベンツの維持費が高いのかどうかを調査してみましょう。
メルセデスベンツの燃費は決して良いとはいえない
メルセデスベンツには1.6リッターのAクラスから6リッターを超えるモデルまで、非常に多くのラインナップですが同クラスの日本車と比べると燃費は悪いようです。
メルセデスベンツ本場のドイツには速度無制限で有名な高速道路『アウトバーン』があるように、パワーを要求される事情があり日本のように燃費を最優先して設計できないという理由があるからです。
しかし最近のメルセデスベンツは、アイドリングストップやダウンサイジングエンジンの採用、ハイブリッドシステムなどで燃費がかなり改善されてきました。
それでも今時の国産車のようなリッター40kmなんていうことを、メルセデスベンツに望むのは酷というものでしょう。
パワフルで走りを楽しめるのがメルセデスベンツの特徴なので、多少のガソリン代の高さには目を瞑るべきでしょう。もしベンツがプリウスのようなスペックになったら売れなくなるでしょう。
メルセデスベンツの部品やメンテナンス費用はどうなのか
正直なところメルセデスベンツの純正部品は高価です。
輸入している部品がほとんどなので、輸送費や関税が上乗せされることも理由のひとつです。
しかしメルセデスベンツ以外の輸入車でも同じことが言えるので、純正部品の高額さは仕方ないといえるでしょう。
車検や定期点検費用にかかる作業工賃や税金などの諸費用は国産車と同等です。しかし車検や点検に伴う交換部品が高価なので、合計金額として見るとメルセデスベンツの車検、定期点検費用は高いイメージになってしまいます。
任意の自動車保険に関しては、車両価格が高いモデルの車両保険は高くなる傾向にあります。
しかしこれは国産車でも同様のことなので、メルセデスベンツが特別とは言えないでしょう。車両保険以外の対人や対物賠償保険は、国産車となんら変わりありません。
新車なら「メルセデス・ケア」で維持費を抑えられる
メルセデスベンツには新車登録から3年間有効の『メルセデス・ケア』というメンテナンスプログラムが付随してきます。
メルセデス・ケアではメーカーが定める定期点検やオイル交換、消耗品などを『無料』で行ってくれるサービスです(税金などの諸費用は除く)。
また、『メンテナンスプラス』に加入しておくことで、初回車検時や1年ごとの定期点検の工賃、定期交換部品や消耗品が無料になります。
メルセデスプラスは新車登録から59ヶ月、または走行距離75000kmまでのいずれか早く到達した時点まで有効です。
中古車でメルセデスベンツを購入した場合に加入しておきたいのが『メンテナンスプラス・ライト』です。
1年点検と2年点検を1回ずつ無料で受けられ、オイルなどの定期交換部品が無料になります。
メンテナンスプラス・ライトは2008年以降に発売された車両であれば、登録後4年が経過していてもOKです。メルセデス認定中古車以外の非正規輸入車でも加入できるのがポイントです。
いかがでしょうか。これらを総合して見ると世間で思われているほど今時のメルセデスベンツは維持費が高くないようです。これなら少し背伸びをしても所有できそうですね。
ひと昔前には維持費が掛かると言われていたメルセデスベンツです。しかし最近は国産車並みとは言わないまでも、かなり良心的な維持費になってきたことが分かります。車両価格も手が届く範囲になりましたし、メルセデスベンツを検討してみるのも良いかもしれませんね。