車のエンブレムの剥がし方・外し方・交換方法

車に付いているエンブレムを自分で外したり交換できるのか

車にはトヨタや日産などのメーカー名や車種などを表すエンブレムが付いています。

ところがメッキされているのが気に入らないとか、輸出仕様のロゴに変えたいなどの理由でエンブレムを外したり交換したい人が多いようです。

しかし凄く強力に付いていて下手に剥がすと傷だらけになりそうなので躊躇してしまいます。

そこで今回は自分で行うエンブレム剥がし方交換方法を紹介していきましょう。

車のエンブレムの剥がし方・外し方・交換方法

車のエンブレムを外したり交換してもいいのか

車のエンブレムとは、主に車の前後に付いているメーカーのロゴや車種名のことです。輸出向けのメーカーロゴや車種名は国内向けとは異なることが多く、例えばトヨタロゴをレクサスロゴに変更するようなカスタム化を楽しむことができます。

また、同一車種の上位グレードのエンブレムに交換したり、色違いのエンブレムに変更することも行われています。

ところが中にはトヨタ車にメルセデスベンツのロゴを付けたりして、違うメーカー車のように装っている車を見かけることがあります。このようなことをして商標権の侵害などにあたらないのでしょうか。

これは全く問題ないようです。自分の所有物なのでどんなエンブレムに交換しようとも本人の勝手で、営利目的や商行為にあたらないからです。

しかし車を売るときにトヨタ車をメルセデスベンツと偽って売却したら、詐欺行為にあたるのでやらないようにしましょう(すぐにバレるとは思いますが)。

エンブレムの外し方・剥がし方

車のエンブレムの多くは両面テープで固定されています。

車種名などはステッカーになっていることがありますが、そのような場合には車のボディやガラスに貼られたステッカー・シールを剥がす方法を参考にして丁寧に剥がしていきましょう。

エンブレムには位置決めピン付きとピン無しがある

エンブレムには位置決めピン付きのものと付いていないものがあります。

メーカーロゴなどは位置決めピンが付いていることが多いですが、その場合にはエンブレムの裏側を見てクリップやハトメがあったら外しておきましょう。

エンブレムを交換する場合、位置決めピンが付いていないタイプを剥がすと位置が分からなくなったり、交換したエンブレムが曲がって付いたりしてみっともなくなることがあります。

古いエンブレムを外す前に外周をマスキングテープで囲んでおけば、新しいエンブレムを貼るときの位置決めとすることができます。

エンブレムを外すときは糸や布で両面テープを切っていく

エンブレムを外すときにマイナスドライバーや固いヘラなどでこじって外そうとしてはいけません。ボディが傷だらけになってしまいます。

エンブレムを外すときには、まずドライヤーなどで温めて両面テープを柔らかくします。

次に釣り糸やタコ糸をエンブレムとボディの隙間に滑り込ませ、両面テープを切る感じで糸を動かしていきます

糸の代わりに使い古したTシャツなどでも可能です。このときエンブレム側に糸を引く感じで動かしていけば、ボディに擦り傷を付けることがありません。

位置決めピン付きのエンブレムの場合は、ピンまで達したら違う方向から同じように切っていきましょう。

糸を素手で掴んでいると食い込んできて結構痛くなります。そのようなときにはエンブレム取り外しキットなどを使うと糸が食い込まず、痛くありません。

エンブレム取り外しキット
 
エンブレム取り外しキット

残った両面テープを剥がす

エンブレムを外すと両面テープが残っているので剥がしていきます。

そのまま爪で引っかいてもなかなか取り除けないので、ブレーキクリーナーシリコンオフを吹き付けて染み込ませてから拭きとっていくと比較的簡単にキレイになります。

両面テープが取り除けたら、周囲を極細目や超微粒子コンパウンドで磨いて水垢などを落としておきましょう。

エンブレムを交換するときはこの後に新しいエンブレムを貼り付けます。最後にワックスやコーティング処理をして完成です。

エンブレム外しをディーラーや整備工場に頼むこともできますが、自分でやれば安くできるので一度チャレンジしてみてください。

※記載の作業手順は一例であり、絶対的なものではありません。ご自身での作業に伴う怪我や損害は当サイトでは一切関知しないので自己責任による作業をお願いします。

車のエンブレム交換は比較的安価でできるドレスアップとして人気がありますが、ちゃんとした手順や道具を使ってエンブレム外しをしないと、みすぼらしくなったり傷だらけになることがあります。自分の車のエンブレムがどのように装着されているか、しっかり確認してから作業を開始するようにしましょう。