レーシングドライバーになるためのエリートコース
プロのレーシングドライバーになる方法は色々ありますが、しっかりとした基礎を学びながらステップアップしていくのならレーサーを養成する『レーシングスクール』への入校がおすすめです。
日本各地にあるレーシングスクールの中で最も有名なのが『鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)』です。SRSはホンダでおなじみの本田技研工業の子会社であるモビリティランドが鈴鹿サーキットで運営しています。
出典:http://bylines.news.yahoo.co.jp/tsujinohiroshi/20151119-00051613/
SRSには4クラスあります。2輪のレーシングライダーを目指す『SRS-Moto』、レーシングカートでモータースポーツの基本を学ぶ『SRS-Kart』、レーシングカートとフォーミュラカーを経験できる『SRS-Formula Challenge』、世界に通用するレーシングドライバーを育成する『SRS-Formula』によって構成されています。
SRS-Kart
11歳~20歳が対象のスクールで、様々なレーシングルールやマナーといったモータースポーツの基礎を学べます。レーシングカートの実技や整備講習で一定の条件を満たせば公式戦に参加でき、卒業後にレースで活躍できるような指導を受けられます。
SRS-Formula Challenge
一定の条件を満たした14歳~17歳が対象のスクールです。レーシングカートでの経験を積みながら同時にフォーミュラカーでの練習走行を行うことで若い年齢から実力をつけていくことができます。
多くのF1ドライバーを輩出した名門スクールがSRS-Formula
SRS-Formula
世界に通用するドライバー育成を目的としたSRS-FormulaはF1日本グランプリが開催される鈴鹿サーキット国際レーシングコースを使い、現役プロレーサーが直接指導しながら年間100時間以上の走行ができます。校長は元F1ドライバーである中嶋悟氏です。
SRS-Formulaは、
- SRS-Formula 体験 (受講料9万円 税別)
- SRS-Formula ベーシック (受講料20万円 税別)
- SRS-Formula アドバンス (受講料270万円 税別)
- SRS-Formula スカラシップ選考会 (受講料無料)
この4段階に分かれています。アドバンスを受講した8名の中から、選抜された若干名のエリート達がスカラシップ選考会に進むことができます。スカラシップ選考会の成績上位者は次年度のFIA-F4に参戦することができて、プロのレーシングドライバーとして巣立っていきます。
鈴鹿サーキットレーシングスクールからは佐藤琢磨選手、山本左近選手、中島一貴選手などのF1ドライバーや数多くの有名プロドライバーを生み出しています。
かなりの費用が掛かるのは事実ですが、自分でマシンを用意して練習するよりは遥かに安上がりですし、一流講師の指導も受けられます。
年齢的に若い人でないと厳しい部分はありますが、もしあなたのお子さんがレーシングドライバーを目指す夢があるのなら入校させてみたらいかがでしょうか。
数あるプロスポーツの中でも、特にレーシングドライバーは門戸が狭くてお金も掛かるので非常に難しい分野です。しかし成功すれば富と地位を得られる世界です。もしかしたらあなたもレーシングスクールで実力を開花させてプロになれるかもしれません。