自動車保険の補償重複は無駄な保険料を払うだけ
保険の補償重複に気づかずに無駄な自動車保険料を払っている方が多いようです。
自動車保険以外に火災保険や個人賠償保険などの損害保険に加入していると、知らない間に補償が重複していることがあります。
補償の重複を見直すことによって保険料の節約が可能です。
自動車保険の補償重複とは
補償重複とは複数の損害保険契約で、同じ種類の事故補償が複数存在している状態です。
自動車保険以外の損害保険に加入しているときは、同種の補償が重複している可能性が高いので注意が必要です。
重複しやすい補償の種類
弁護士費用特約
弁護士費用特約はひとつの契約で、記名被保険者またはその家族が補償されます。
そのため記名被保険者またはその家族が、契約車両以外の他車の自動車保険に弁護士費用特約を付帯している場合や、他に同種の保険をご契約している場合に補償が重複します。
ファミリーバイク（原付バイク）特約
ファミリーバイク（原付バイク）特約はひとつの契約で、記名被保険者またはその家族が補償されます。
そのため記名被保険者またはその家族が、契約車両以外の他車の自動車保険にファミリーバイク特約を付帯している場合や、他に同種の保険をご契約している場合に補償が重複します。
個人賠償責任補償特約
個人賠償責任補償特約はひとつの契約で記名被保険者またはその家族が補償されます。
そのため記名被保険者またはその家族が、契約車両以外の他車の自動車保険に個人賠償責任補償特約を付帯している場合や、他に同種の保険をご契約している場合に補償が重複します。
人身傷害保険
人身傷害保険は記名被保険者またはその家族が契約車両に搭乗中の場合だけでなく、他の車（自家用5車種）に搭乗中または歩行中の自動車事故も補償の対象となります。
そのため車を2台以上保有していて、それぞれの車に人身傷害保険を付帯しているときは、「他の車（自家用5車種）に搭乗中や歩行中の自動車事故の補償」について補償が重複します。
2台目以降の車については、搭乗中のみ補償する人身傷害特約を付帯することで重複部分の補償を外すことができます。
自動車保険の補償重複を見直すときの注意点
補償の重複が見つかったときは、どちらかの特約契約を解除します。
このときに等級が低いほうの自動車保険の特約を解除または補償範囲を狭めるようにすると、トータルの保険料を節約することができます。
自動車保険以外の損害保険との間で補償重複している場合は、どちらの保険に特約を残したほうが保険料が安くなるか調べてから契約を見直すようにします。
見直し後に家族構成が変わるときは要注意
自動車保険の補償重複を見直したあとに、同居から別居への変化などで家族構成が変わったときは補償が効かなくなることがあるので注意しましょう。
現在の状況にベストな契約内容であっても将来に渡って有効とは限りません。定期的な保険の見直しが大切ですね。
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この記事のライター：自動車保険サイト管理人「結城」
火災保険や個人賠償保険など、ほとんどの家庭で損害保険に加入していると思います。自動車保険を含めた損害保険は同じような内容を持つ補償が多くあるので、知らないうちに重複しているかもしれません。心当たりのある方は見直すことをおすすめします。
