車を運転中に煽られたときの対処方法に関する質問
私の運転が下手なせいかもしれませんが、煽られると気分が悪いですし、怖い思いをします。
煽られたときにはどうしたらいいでしょうか?
煽るような輩はやり過ごし、視界から消し去ることが一番です。
煽り行為は立派な交通違反
車を運転していると煽っている車や煽られている車を見かけることがあります。
高速道路やバイパスなどの追い越し車線での煽り行為は先を急いでるのだろうと想像がつきますが、一車線の生活道路などでも延々と煽り行為をしてくる悪質な輩がいるのも事実です。
こうなるともはや暴力行為と言っても過言ではなく、煽られたほうは気分が悪くなり怖い思いをしてしまいます。
なぜ煽り運転をするのか
先行車を煽るドライバーにはそれなりの理由があって煽り行為をしているはずです。まずは煽る側の気持ちを考えてみましょう。
- 先行車が制限速度以下でゆっくりと走っているから
- 追い越し車線を譲らないから
- イライラした腹いせに煽っただけ
- 意味はないが面白がって煽っただけ
他にも色々な理由があると思いますが、先行者をどかしたい、邪魔といった身勝手さや自分の車のほうが凄いんだぞという誇示や虚勢心、いたずら心、ストレス発散など、正直どうでもいい理由で煽り行為をやっているドライバーが多いようです。
しかし煽り行為は立派な交通違反です。適切な車間距離をとらない走行には道路交通法の『車間距離保持義務違反』が適用されます(高速道では違反点数2点、反則金9,000円、一般道では違反点数2点、反則金6,000円)。
もし煽り行為が原因で相手が事故を起こしたり、怪我をした場合には『危険運転致死傷罪』が適用され20年以下(または30年以下)の懲役となることがあります。
運転中に煽られたときの対処法とは
煽られたときには相手を挑発するような行為をとらないほうが賢明です。煽り行為をしてくるような輩はそもそも精神状態が普通ではないので、挑発でもしたらますます威嚇心がエスカレートしてしまいます。
- 急ブレーキを掛ける
- エンジンブレーキなどで速度を落とす
- ウオッシャー液を飛ばす
- 加速して引き離そうとする
このような方法はやってはいけない対処法と言えます。ネット上には『やられたらやり返せ』といった書き込みが見られますが、つまらないことに巻き込まれないためにもやり返すことはしないようにしましょう。
煽り行為対策として後方が撮影できるリアカメラ付きドライブレコーダーを装着しておく方法があります。動画を記録しておけば被害者になったときの証拠として使うことができるのでおすすめです。
安価なドライブレコーダーは画質が悪いものが多くせっかくの記録動画が役に立たないことがあります。できるだけ解像度が高いドライブレコーダーを選ぶことをおすすめします。
煽られないような運転を心がける
煽られる側の運転に問題があるケースもあります。制限速度を守っているからと高速道路やバイパスなどの追い越し車線をずっと走り続けるのはやめましょう。そもそも追い越し車線は追い越し時以外には走ってはいけないことになっているので、必要のないときには左寄りの車線を走行しましょう。
いくら安全運転だからといっても、制限速度を大きく下回るような運転では周囲のドライバーをイライラさせ、後続車からの煽り対象にされてしまうことがあります。流れに乗った運転を心がけるだけでも随分と煽られることが減るはずです。
自分では気づいていないのかもしれませんが、スピードにムラがある、何でもないところでブレーキを踏む、蛇行するなどの運転をしていると後続車が走りにくくなり、煽られる原因になることがあります。自分の運転を客観的に判断してもらうには家族や友人を乗せたときに意見を聞いてみるといいかもしれません。
自分に明確な理由が見つからないのに煽られたときには、煽ってきた輩を先に行かせてやり過ごすのが一番です。相手をする必要も無いし、目障りな輩は早く視界から消し去ってドライブを楽しみましょう。
ベンツや高級車には一切煽らないのに、軽自動車やコンパクトカーを見つけるとすぐに煽り始めるような「心が小さいドライバー」がいます。しかし今の時代では迫力が無い車でも、屈強でおっかない人が乗っている可能性が充分に考えられるので、くれぐれも煽り運転などしないほうがいいですよ。