クロスオーバーSUVで人気の日産エクストレイルハイブリッド
2013年にフルモデルチェンジされ人気を博している日産エクストレイルに2015年5月、ハイブリッドモデルが追加されました。
ハイブリッドシステムは1モーター2クラッチ方式の『インテリジェント・デュアル・クラッチ・コントロール』を採用。スカイラインやフーガで実績のあるハイブリッドシステムです。
モーターの出力を加えたシステム全体の出力は188ps/27.5kg-mと必要にして充分なパワーユニットと言えます。
悪路の走破性能はクラストップと言われるエクストレイルですが、ハイブリッド化で車重が1.9トンほどに増えたにもかかわらず軽快な走行感を実現しているようです。
それでいてJC08モード燃費は2WDで20.6km/Lと、ガソリン車から25%もの向上を果たしているので充分な低燃費といえます。
日産エクストレイルハイブリッドの実燃費はどれくらいなのか
2WDで20.6km/L(JC08モード燃費)、4WDで20.0km/Lを実現しているエクストレイルハイブリッド。実燃費はどれくらいなのでしょうか(今回はJC08モード燃費 20.0km/Lの4WDにて検証)。
まずは市街地での走行を開始しますが、エンジンが稼働している割合が比較的多いようです。しかしそれほど大きなエンジン音でないために、低速走行時以外は意識をしないと分からないほどです。
高速道路での走行でもエンジン走行が主体でした。合流などの加速時にはモーター+エンジンで充分な加速をするので不満は感じられません。一定速度で走行しているときはモーターのみの走行に切り替わることもありますが、基本的にはエンジン走行のようです。
市街地と高速道路、合わせて200kmほどの走行をした結果、約13.5km/Lの燃費を記録(測定は満タン法にて)。カタログ値の65%ほどの実燃費なので充分な結果と言えるでしょう。
ガソリン車とハイブリッド車では価格差が40万円ほどあるのが悩みどころですが、乗り心地や静粛性、そしてパワフル差を考えると価格差が気にならなくなるのかもしれません。
マツダCX-5や三菱アウトランダーPHEVがライバルとなる日産エクストレイルハイブリッド。3車3様ですが、パワフルさにおいてはエクストレイルハイブリッドが抜きんでているようです。タイミングによっては大幅値引きも期待できそうなので、SUVファンなら狙ってみてもよさそうですね。