車両保険に入っておいたほうが安心なのか
自動車保険を検討するときに悩むのが『車両保険』に加入するかどうかです。
車種や等級により異なってきますが、対人・対物賠償保険の金額より車両保険のほうが高くなることがありますので悩んでしまいます。果たして車両保険は必要なのでしょうか。
車両保険の内容車両保険はその名の通り、契約した車に発生した物的な損害補償対象になります。
車両保険には2種類あり、それぞれで補償される範囲が異なっています。
一般車両保険
オールリスクの補償で車対車以外にも自損事故、当て逃げ、自然災害、イタズラ、盗難などを補償するのが『一般車両保険』です。相手の有無に関わらず補償されるので安心ですが、当然ながら保険料は高くなります。
※自然災害には基本的に地震は含まれません。保険会社によっては特約が用意されていることがあります。
エコノミータイプ(車対車+A)
車同士の事故でのみ補償されるのが『エコノミータイプ』です。一般車両保険より保険料が安くなりますが、事故の相手が特定できない場合や自損事故は補償されません。
なお エコノミータイプには、盗難や自然災害を補償しない純粋に車対車のみを補償するタイプもあるので注意しましょう。
車両保険に加入しておきたいケースとは
ずばり『新車』や『高級車』です。どちらかというと全損事故や盗難時に備えて車両保険を付ける形になると思います。
それ以外の車の場合には掛け捨てとなる保険料に対して車両価値が比例しなくなるので高額な車両保険は無駄と言えます。
悩むのが事故などで車を修理するときに車両保険を使って直すのか、自腹で直すのかです。車両保険を使うと翌年から等級がダウンして保険料がアップしてしまいます。
また、免責分は自腹なので、トータルで考えると車両保険を使わずに修理したほうが結果的に安く収まるケースが多くなります。
これらを総合すると車両保険を付けても意味があるのは『新車から3年以内』と『高級車』の価値の高い車と言えます。
車両保険の検討には自動車保険一括見積もりが便利です。
➤➤➤自動車保険 見積もり
補償内容を理解することが難しい自動車保険の中でも、車両保険が必要かはかなり悩んでしまいます。あくまでも車の価値が高い新車や高級車などで意味を持つのが車両保険ですから、支払う保険料と補償内容をしっかりと検討して付帯を決めるようにしましょう。