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セミボンネット採用でハイエースの見た目が大きく変化?
トヨタを代表する働く車『ハイエース』は運送や送迎だけでなく救急車にも採用される他、その高い積載性能を生かしてキャンプやサーフィン、レーシングカートなどの趣味の運搬道具としても人気のある車です。
1967年に誕生したハイエースは50年近く販売されているロングセラーモデルで、現行のハイエースは200系と呼ばれる5代目で2004年のモデルチェンジで発売開始されました。
次期モデルとして登場する300系は15年近くを経てのフルモデルチェンジとなりそうです。
次期300系ハイエースはセミボンネット採用の可能性が高い
現行のハイエースはキャブオーバー型です。
※キャブオーバー
エンジンの真上に運転席があるタイプの車のこと。独立した平らなボンネットを持たず、エンジンと運転席のスペースも最小限にできることから前輪から後方の車内スペースを最大限に生かすことができます。特にボディサイズが限定される4ナンバー車で広いスペースを確保するにはキャブオーバーが有効です。
出典:http://toyota.jp/alphard/
しかし次期300系ハイエースでは、アルファードやヴェルファイアのようなセミボンネット型を採用するようです。
ハイエース最大の特徴である積載能力の高さはキャブオーバーあってのものですが、セミボンネットに変更する理由は『安全性の向上』です。
キャブオーバーは前方からの衝撃に対して弱く、年々厳しくなる安全基準をクリアするにはセミボンネットを採用する必要があるようです。
セミボンネット型にすることでエンジンルームとキャビンが独立し、エンジンの熱や振動・騒音問題が軽減されます。反面、キャビンの長さ分室内スペースが減少するので積載能力がどの程度減少するのかが気になります。
次期300系ハイエースを想像させる海外向けプロエース
出典:https://www.toyota.co.uk/new-cars/proace/index.json#
トヨタが海外で販売しているバンに『プロエース』があります。
ハイエースの兄弟車であるプロエースはセミボンネット型で、新型プロエースが次期300系ハイエースの手本になるのではないかという噂です。
なんとなくアルファードのようなミニバンと区別がつかなくなりそうですね。
プロエースは9人乗りバンで室内広さは充分なようですが、ハイエースとしての積載能力が問題にならないのか心配です。
ハイブリッドエンジン搭載の可能性は?
現行のハイエースではガソリンエンジンとディーゼルエンジンを搭載しています。
次期300系ハイエースでハイブリッドエンジンが搭載されるのか気になるところですが、トヨタではハイブリッドエンジンとディーゼルエンジンは同じ車種内で併売しないようなのでハイブリッドエンジン搭載の可能性は低いでしょう。
商用車としての利用が多いハイエースなので、ディーゼルエンジンのクリーン化や低燃費化を進めてくることが予想されます。
次期300系ハイエースの気になるフルモデルチェンジは2018年に発表、2019年に発売開始の可能性が高いようです。
バンとして様々な分野から人気を得ているハイエースの新型フルモデルチェンジなので、今後の動向に注目が集まりそうです。
私も仕事でハイエースを使っていたことがありますが、使い勝手の良さや積載能力の高さは素晴らしいものがあります。次期モデルチェンジでセミボンネット型になって、ハイエースの利点が失われないかが重要ポイントになりそうです。キャブオーバー型が好みの人はフルモデルチェンジまでに購入したほうがいいかもしれません。