車の査定士がどこをチェックするのか知っておこう
車を売却するときには買取店・下取りのどちらでも必ず『査定』を受けることで買取価格が決まります。
査定を担当するのが『査定士』です。査定士が見るポイントを把握しておけば少しでも高く売るための対策をとることができます。
査定士が車をチェックするポイント
査定士があなたの車を査定するときにどこを見るのか知っておきましょう。
- 車の車種、年式、走行距離
- 外装の状態
- 内装の状態
- 装備の動作確認
一番重要なポイントが『車種』『年式』『走行距離』です。この3つで査定額の大半が決まります。同一車種でも高グレードのほうが高く売れます。走行距離が年式相応(年10,000km程度)なら問題ないですが、極端に距離数が多いとマイナスポイントとなります。エンジンの調子や状態も重要なポイントでエンジンルームは入念にチェックされます。修復歴があれば大幅なマイナスです。
人気のボディカラーであれば査定ポイントが上がります。ボディ全体の傷や凹み、ホイールの傷や汚れなど細部まで確認します。
シートや内装の汚れや臭いなどは減点ポイントです。特にタバコの臭いやシート表皮の破れなどは除去や修正に手間が掛かるのでマイナス査定と判断されがちです。反対に禁煙車はプラス査定が期待できます。
パワーウィンドーやエアコン、ナビなどの動作確認がチェックされます。高価な後付けナビを装着していても査定プラスになるとは限りません。
査定士は売却益を得るために車を買取るので隅々まで状態をチェックします。
そのため査定にはある程度の時間が掛かりますが、もし数分で査定額を提示してきたらその業者とは交渉をしないほうがいいでしょう。
しっかりと細部まで調べれば20~30分程度は掛かります。真剣に買取りたいと考えている業者ほど真剣な査定になります。
愛車を高く売るコツとは
どんなに磨き上げた車でも書類に不備があったり純正状態でなかったりしたら高く売ることは難しくなります。愛車を高く売るコツやポイントを押さえておきましょう。
- 取扱説明書、定期点検整備記録簿を用意しておく
- 純正状態に戻す
- ステッカーやシール類は剥がす
- 査定前に傷や凹みなどの修理をしない
- 車検が近づいていても無理に通さない
読まないからといって取扱説明書を捨ててしまう人がいますが、車の大切な資料です。もし失くしてしまった場合はオークションなどで入手することをおすすめします。定期点検整備記録簿はその車の整備状況を知ることができる書類で、これが無い車は法定点検や整備履歴が分からないので敬遠されてしまいます。
社外品などのアフターパーツが装着されている場合は可能な限り純正状態に戻しましょう。ただし取り外すことで穴や跡が残る場合にはそのままにしておいたほうがいいこともあります。
自分では気に入って貼ったステッカーでも買取業者から見れば剥がす手間が増えるだけです。また、傷隠しでステッカーを貼っていると思われるのでできるだけ剥がしておいたほうが無難です。
印象を良くしようとして査定前に傷や凹みを修理に出す人がいますが、修理金額分が上乗せされることは無いので損をしてしまうことが大半です。そのままで査定に出しましょう。
車検残が少ない場合、査定額に響くと思われがちですが車検を通した費用を査定額に反映させることは不可能です。すぐに次のオーナーが決まるとは限らないので車検残や車検切れについては心配する必要はありません。
参考記事:車の買取や下取りで高額査定を引き出すコツ
愛車を高く売るコツは普段から手入れをして大切に扱うことです。
その場になって慌てて掃除をしたり業者に頼んでもなかなか上手くいかなかったり、余計な費用が掛かってしまいます。大事に乗られた車は査定士にもオーナーの気持ちが伝わりますよ。
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車の査定ポイントはどの業者でも同じですが、大切に乗られた車と分かれば査定士の気持ちでプラス査定に傾くことがあります。日頃から丁寧に扱われていた車は一目で分かりますし、中古車として売られるときの価値も高まります。