ついにR35型はマイナーチェンジで最終モデルに
日本を代表するスーパースポーツカー『R35 GTR』が2016年秋にマイナーチェンジ発売を予定しています。
2007年12月に販売開始したR35 GTRは、毎年イヤーモデルを登場させていますが今回の2017年モデルはR35型の最終モデルになりそうです。
それではニューヨーク国際オートショーで発表された新型R35 GTRを見ていきましょう。
出典:http://www.nissan.co.jp/GT-R/2017/
エクステリアでスグに分かる変更点がVモーションデザインのフロントグリルで、大パワー発生による発熱に対応するべく冷却性の向上に一役買っています。フロントバンパーやスポイラーも現行モデルとは異なり、ダウンフォースの向上を果たしています。
また、Newカラーとしてブレーズ・オレンジを追加。今までのR35 GTRにはない迫力を生み出しています。
出典:http://www.nissan.co.jp/GT-R/2017/
インテリアもグレードアップ。コンディションをリアルタイムで表示するタッチパネルモニター。新型ステアリングホイールはパドルシフトスイッチが小型化され、シフトが確実に操作できるように改良されています。
3.8L V6ターボエンジンは10psパワーアップし最大出力570psに
R35 GTRの心臓部である3.8L V6ターボエンジンは細部の見直しと改良により10psのパワーアップを達成、570ps(565hp)を発生します。これはアウディR8やポルシェ911ターボを軽く凌駕する圧倒的な数字です。
パワーだけでなくレスポンスも向上し、改良が進んだデュアルクラッチトランスミッションと4WDシステムの組み合わせにより0~60mph加速2.7秒を実現しています。
排気系はアクティブ・ノイズキャンセルとアクティブ・サウンド・エンハンスメントシステムを合体したチタンエキゾーストシステムを採用、走行シーンに応じたエキゾーストサウンドを楽しめます。
シャシーもキャビン構造の見直しなどによりボディ剛性を高めることに成功。安定性の確保や反応性の向上により快適性が進化しています。
出典:http://www.nissan.co.jp/GT-R/2017/
R35 GTRが登場した初期のモデルに乗った時には単純に速いだけで、海外のスーパースポーツカーのようなワクワク感や操る楽しさを感じることができませんでした。
しかし2016年モデルのR35 GTRに乗った時には上質なスポーツカーらしさを感じることができたので、更なる進化を遂げる2017年モデルには自然と期待してしまいます。
登場から9年経過したR35 GTRは今回のマイナーチェンジで最終形になる可能性が高そうです。2017年モデルR35 GTRには世界中から注目が集まっています。
日産のフラッグシップモデルであるR35 GTRは国内のみならず世界のスポーツカーマニア垂涎の的です。今回のマイナーチェンジで完成形となるR35 GTR、マニアならぜひ手元に置いておきたい1台になりそうですね。