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自動車保険の保険料が一律でない理由とは
自動車保険 見積もりや、保険代理店からの保険料見積もりを比較すると、同一条件でも各社でかなり金額に差があることが分かります。
また、同じ年式の同じ車種を所有していても、加入者によって保険料が違ってきます。保険料はどうやって決まっているのか調べてみましょう。
加入者により事故発生リスクが異なる
自動車保険は多くの人から保険料を集めて、事故に遭った人を助ける制度です。ところが事故を全く起こさない人もいれば、頻繁に事故を起こす人もいます。
このように一人一人で事故発生リスクが異なることから、加入者によって保険料に差が生まれるようになっています。
年齢によっても保険料が異なる
一般的に「年齢が若いほど事故を起こしやすい」という統計結果が出ています。逆に高齢者も事故リスクが高いようです。
そのため40代をピークにして、若くなるごとに、または高齢になるごとに保険料が上がる仕組みになっています。
車の使用用途や走行距離の違い
仕事や通勤などで毎日車に乗る人と、週末にしか乗らない人では事故に遭うリスクが異なってきます。
また、年間に5万kmも走る人と、5000kmしか走らない人でも事故発生リスクが違ってきます。このように事故に遭う確率が高い人ほど保険料が高くなるよう設定されています。
契約者の等級によっても保険料に差が出る
自動車保険には『等級』という制度があります。これは契約者が過去にどれだけ事故を起こしてきたか、あるいは事故を起こしてこなかったかによって、今後の事故発生リスクを判断するものです。
等級は1~20等級に分けられており、新規加入者は6等級からのスタートになります。
1年間無事故であれば翌年には等級が上がって保険料が安くなりますが、事故を起こして保険を使った場合には翌年の等級はダウンし、保険料が上がります。
車の種類によっても保険料が異なる
例えばコンパクトカーからスポーツカーに乗り換えた場合、同一条件で保険更新したとしても保険料が高くなることがあります。
自動車保険には車種によって事故発生リスクを細分化しており(型式別科率クラス)、事故が多い車種は保険料が高くなり、事故が少ない車種は保険料が安くなるように決められています。
この型式別科率クラスは毎年見直しが行われるので、翌年に保険料が上がることもあれば下がることもあります。もちろん型式別科率クラスは車両保険の保険料にも影響してきます。
保険料の変化が気になったら自動車保険一括見積もりで調べてみましょう。
自動車保険一括見積もりをすることによって、今よりも保険料が安い会社が見つかるかもしれません。
自分は事故を起こさないと言っても、乗っている車種が事故率の高い車だと保険料は高くなってしまいます。これは多くの加入者を平均した事故発生確率を基にしているから仕方ないことなのです。私も過去に型式別科率クラスが高い車を所有していましたが、保険料を下げるにはみんなが気を付けて事故を起こさないことが一番です。