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新車よりも難しい中古車の値引き交渉
新車と違って1台1台の状態が異なる中古車は、値引き交渉が難しいといわれています。中古車の購入で納得のいく値引きを引き出すには知識やコツが必要です。
そこで今回は中古車購入時の値引き交渉のコツやポイントについて紹介していきます。
中古車購入時の値引き交渉のポイント
値引き交渉をするときは以下のポイントを押さえておきましょう。
新車と中古車の値引き交渉の違い
新車の場合、こちらから何も言わなくても、ディーラーや販売店のセールスマンから値引きを提示してもらえます。さらなる値引きを狙うときは競合店の見積もりを引き合いに出したりしますね。
しかし中古車の場合は1台1台で状態が異なるので、他店や他車との比較交渉は難しくなります。さらに中古車は新車ほど利益率が高くないので、簡単には値引きに応じてくれません。
中古車の値引き交渉は本当に買うという意志を見せない限り、販売店側も交渉に応じてくれないことがほとんどです。
大幅に値引きする中古車は要注意
中古車は基本的に値引き交渉が難しいものです。もし簡単に大幅値引きしてきたら、その中古車は疑ったほうがいいでしょう。
簡単に値引きに応じるような中古車は、何らかの問題を抱えている可能性があります。大幅値引き=お得と判断せずに、値引きをする理由を販売店に聞くのが先決です。
総額と保証を確認する
中古車を買うときは諸費用が掛かります。しかし中古車のプライスボードには保険料や税金、登録諸費用を含まない販売価格が記載されているので注意してください。
プライスボードの価格が安くても、様々な諸費用が掛かって総額が他店より高かったら意味がありません。中古車の値引き交渉は諸費用を含んだ総額で判断するべきです。
ガリバーの中古車販売やカーセンサーなどの大手チェーン店であれば購入後の保証・アフターサービスがしっかりしています。
小さな中古車販売店で購入するときは、値引きの代わりに購入後の保証やアフターサービスをつけてもらうのも交渉のポイントです。
中古車購入時の値引き交渉のコツ
欲しい車を決めておく
中古車店に行く前に自分が欲しい車種やメーカーなどを絞り込んでおきましょう。
欲しい車が決まっていれば販売店側が予算に合った中古車を紹介しやすくなって、値引き交渉も有利に進めやすくなります。
諸費用を含めた総額で値引き交渉する
販売価格で値引きが厳しくても、登録代行費用や車庫証明費用、整備費用などは値引きしやすい項目です。
値引き交渉するときは、細かい諸費用を含めた総額の見積書を見ながら交渉するようにしてください。
登録や車庫証明を自分で行えば費用をカットできます。
オプションや修理をサービスしてもらう
車両や諸費用で値引きできなくても、バッテリーやタイヤ・ホイールなどの消耗品をオプションとしてサービスしてもらえるかもしれません。
傷やへこみがあるときは修理費用をサービスしてもらえないか交渉してみる余地があります。
値引き交渉がうまくいかなかったときは、オプションや修理をサービスしてもらえないか聞いてみましょう。
他店でも交渉していると伝えてみる
基本的に中古車は競合比較ができません。しかしどの車にしようか検討中のときは、他店での購入も考えていると伝えておくと、見積もりを出してもらう際に安くなる可能性があります。
また、見積もりをもらってもすぐに決めずに、他店でも探してもらっているので比較して決めたいと伝えておけば、再び来店したときに安くしてもらえるかもしれません。
中古車の購入はある程度の期間を掛けながら何店舗か回るのも、値引き交渉を有利に進めるためのコツです。
新車と違って利益が薄い中古車は、値引き交渉をしてもなかなか思ったように値引きをしてもらえないことが多いようです。しかし強引な値引きは、その後の付き合いを考えるとするべきではありません。礼節をわきまえた接し方で、丁寧に話しを進めていきましょう。