新型トヨタ「S-FR」はいつ発売されるのか・価格は

ヨタハチの再来なるか？注目のトヨタS-FRはいつ発売される？

2015年の東京モーターショーで突如展示された、トヨタの新型ライトウェイトスポーツカー「S-FR」。往年のスポーツカー「トヨタスポーツ800」通称「ヨタハチ」を思わせるコンセプトやトヨタ86で実現できなかった「手軽に買える小型スポーツカー」の実現に向けて開発が進んでいるようです。

そこで今回は貴重なコンパクトスポーツカーとして注目を集めるS-FRのスペックや発売時期、価格などについてまとめてみます。

出典：http://www.autoguide.com/

・全長4000mm以内
・全幅1700mm以内
・全高1350mm以下
・ホイールベース2500mm以下
・車両重量1000kg以下

日本の5ナンバーサイズに収まるようなボディサイズですが、3サンバーサイズだと兄貴分の86と競合してしまうので当然でしょう。

他の国産スポーツカーと比較すると全長はマツダロードスター、全高が86やBRZと同程度になっています。全長と全幅に対してやや車高が高い寸法になっていますね。

なおプラットフォームは86用を流用ではなくて、S-FR専用が開発されるようです。

・直列4気筒自然吸気DOHC 1500ccエンジン
・最高出力140～160PS
・最大トルク13.0～17.0kg.m

ボディサイズや重量を考えると150PS程度の1500ccエンジン搭載が、バランス的に見て妥当かと思います。マツダロードスターのようなピュアスポーツカーを目指すならオーバースペックなエンジンパワーは必要ありませんね。

エンジンはフロントミッドシップでミッションは6速MTが採用されそうです。前後の重量配分は50：50、独立懸架サスペンションで小型スポーツカーらしいコーナリングマシンになりそうですが、サスペンションの形式はまだ不明です。

出典：http://www.autoguide.com/

内装はシンプルにまとめられていて、スポーツカーらしさを演出しています。アクセントで入れられているステッチはボディカラーに合わせているようです。

出典：http://www.autoguide.com/

シートはセミバケットタイプでホールド性がよさそうです。小径のステアリングホイール、短いシフトノブもスポーツカーにふさわしいものです。

トヨタS-FRの気になる販売予定価格ですが、具体的な数字はまだ確定していないようです。それでもホンダS660よりも高くて、トヨタ86・スバルBRZやマツダロードスターよりは安いといった感じでしょうか。そうなると200万円前後が予想されますね。

S-FRの発売予定日は2018年頃といわれていましたが、2021年に延期されたとの情報もあります。いずれにしてもまだ正式販売がアナウンスされていないので推測の域を脱しませんが、スポーツカー好きとしては一日も早い登場を期待しています。

東京オートサロン2016でレーシング仕様のS-FRが発表されるなど、販売が現実味を帯びてきたトヨタS-FRですが、現代の車にはない操る楽しみを持ったマシンになることを強く望んでいます。個人的には86・BRZを超える存在になってもらいたいと思います。

この記事を書いた人

近い将来モータージャーナリストになる夢を実現するために、毎日クルマのことを勉強しています。With-Car.comのサイトでは、専門家ならではの記事から車に関する社会問題まで、色々な人に役立つ内容で切り込んでいきたいと思っています。