車両保険に入れない車【車両科率クラス9・高級車】

高級車やスポーツカーは車両保険に入れない

車両保険は自分の車に対する補償です。車両時価額が高い車ほど車両保険加入率が高くなっていきますが、あまりにも高級な車だと保険会社から車両保険の契約を断られることがあります。

今回は車両保険に入れない車の条件や加入を断られる理由について紹介していきましょう。

車両保険に入れない車の条件

保険会社によって異なりますが、車両保険の契約を拒否される条件は以下の通りです。

  • 初度登録から15年以上経過している車
  • 車両料率クラスが9の車
  • 市場販売価格相当額が1,000万円を超える車
  • スポーツカー、高級車など一部型式の車
  • 市場販売価格相当額のデータがない車

多くの保険会社が初度登録から15年~20年以上経過している古い車の車両保険契約を拒否しています。通常、このような古い車は価値がなくなっていて車両保険に入る必要がないと判断されるからです。

ただしクラシックカーなどは古くても価値があるとみなされて、車両保険の加入を認めている保険会社が存在します。一部の保険会社にはクラシックカー専門の車両保険もあって、カーマニアが利用しています。

車両科率クラスが9の車とは

自動車保険は車の型式ごとに事故率や保険金支払額をデータ化して保険料を決めています。そのときに基準となるのが「科率クラス」で1~9クラスに分かれています。

過去の事故の実績から見て、事故を起こす確率が高い車種は科率クラスが高くなり、事故を起こす確率が低い車種は科率クラスが低くなります。そのために自分が事故を起こさなくても科率クラスが高い車種に乗っていれば保険料が高くなる仕組みです。

市場販売価格相当額が1,000万円を超える超高級車やスポーツカーは車両料率クラスが最高ランクの9になることが多くて、車両保険の加入を断られることがあるようです。もし車両保険加入を許可されたとしても、保険料がとても高くなることを覚悟しなければなりません。

ちなみに外車=車両保険に入れないわけではありません。外車であっても国産車であっても、事故率が高くて時価1,000万円を超える車が車両保険加入を断られる確率が高くなります。

過去の事故の実績や等級によって車両保険加入を断られることも

過去1年以内に大きな事故を起こして保険金を請求した方や6等級以下の方については、ほとんどの保険会社が車両保険への加入を断っているようです。

車両保険に加入できない車種や加入審査の対象になる方は保険会社によって異なります。気になる方は保険会社に問い合わせてみましょう。

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この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
車を買うときに車両保険の事を優先して車種を選択する方はあまりいないかと思いますが、自分が欲しい車種の車両科率クラスを調べておいたほうがよさそうです。高級車やスポーツカーは修理費も高いので、車両保険に入れる保険会社選びが重要ですね。