車上荒らし被害に対して車両保険で保険金がおりるのか
車上荒らしは年間に数万件も発生しています。セキュリティが進歩したとはいえ、毎日どこかで車上荒らしが発生しています。
車上荒らしに遭うと車内の物が盗まれたり、車両自体が壊されたりして、損害額が大きくなりがちです。
もし車上荒らし被害に遭ったときは車両保険で保険金がおりるのでしょうか
車両や車に装着されている物の被害は車両保険で補償される
車上荒らし被害に遭ったときでも、車両保険に加入していれば車両および車に装着されている物の損害は補償されます。
車両保険には一般型とエコノミー型がありますが、どちらのタイプであっても補償されます。
参考記事：車両保険の補償範囲や補償内容とは
ただし車両保険で補償されるのは損害を受けたガラスやドアなどの修理費用、カーナビなどの車に装着された物だけです。車に乗せていたバッグや財布などの身の回り品や容易に取り外しできるポータブルカーナビなどは補償の対象外です。
車の中に置いた身の回り品を補償する特約
車の中に置いていたバッグや財布などの身の回り品を補償する特約が「身の回り品特約」です。
補償の対象となる物は以下の通りです。
- バッグ
- 衣類
- カメラ
- レジャー用品
下記の物は保険会社によって補償対象か補償対象外なのか判断が分かれます。
- 宝石などの貴金属
- 通貨や有価証券
- 携帯電話、パソコン、電子データ
- 動物や植物など
すべてが補償されるわけではありませんが、気になる方は調べてみることをおすすめします。
車上荒らしで車両保険を使うと翌年の更新は1等級ダウンになる
車上荒らしで車両保険を使うと1等級ダウン事故に該当します。
車上荒らしに遭って車両保険や身の回り品特約を使うと、翌年の等級がひとつ下がって保険料が高くなってしまいます。
免責金額を設定しているときは損害額から免責額が差し引かれた保険金が支払われます。
車上荒らし被害に遭ったときは翌年の保険料アップや免責額のことを考えて、車両保険を使うのか判断するようにしましょう。
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この記事のライター：自動車保険サイト管理人「結城」
車上荒らし対策で一番の基本がドアロックです。車上荒らしに遭った車の多くがドアロックしていなかったというデータがあるので、車から離れるときは必ずロックするようにしましょう。現金やカード、財布などを車に置きっぱなしにしないことも車上荒らし対策になります。
