車が盗難に遭った時の車両保険【盗まれやすい車】

車両盗難で車両保険は使えるのか

不幸にも車両盗難に遭ってしまった場合、車両保険に加入していれば保険金がおります。

よほどの過失がなければ車両保険のタイプを問わずに保険を使うことはできますが、「1等級ダウン事故」に該当するので翌年の等級は1等級ダウンしてしまいます。

車の盗難は頻繁に発生していて、年間10,000台を超える盗難が発生しています。いつ発生してもおかしくない車両盗難に備えるには、自動車保険を含めてしっかりとした盗難対策をしておきましょう。

車両盗難は車両保険で補償される

一般的に自動車保険の車両保険は、「一般型」と補償を限定して保険料を抑えた「エコノミータイプ(車対車+A)」の2種類が用意されています。

車両盗難はどちらの種類の車両保険でも補償されます。

ただし車両盗難で車両保険を使うと、翌年の等級が1等級下がって保険料がアップすることを理解しておいたほうがいいでしょう。

※車両保険に入っていても盗難対象外特約を付帯している場合は盗難被害は補償されません。

カーナビやETCなどの付属品の盗難補償はあるのか

車両盗難に遭った場合、車内にあったカーナビやETC車載器などの付属品についても保険金をもらうことができます。

ただしこれには以下のような条件があります。

  • 車両にボルトやネジなどで固定されていて、工具でなければ取り外せないもの
  • スペアタイヤや標準工具など、車両に装備されているもの

車内に置いてあったカバンやゴルフバッグといった、車外で使用するものは補償対象外です。車内に積載していたものに関しては身の回り品特約に加入していれば補償されます。

盗難されやすい車とその理由

盗まれやすい車にははっきりとした理由があるようです。日本損害保険協会の自動車盗難事故実態調査から盗難されやすい車の傾向が見えてきます。

車種別盗難件数ワースト10

1位 トヨタ プリウス
2位 トヨタ ハイエース
3位 トヨタ ランドクルーザー
4位 トヨタ アクア
5位 トヨタ レクサス
6位 スバル インプレッサ
7位 トヨタ クラウン
8位 トヨタ アルファード
8位 トヨタ カローラ
10位 日産 スカイライン
10位 いすゞ フォワード

出典:日本損害保険協会 2016年度自動車盗難事故実態調査

この統計結果はすべて保険金を支払った事案に限られています。そのため、車両保険に加入していないケースや重大な過失によって保険金が支払われていない事案は含まれていません。

ワースト3は海外で人気が高い車種

盗難件数上位3車種はいずれもトヨタブランドで、市場流通量の多い車種です。

その人気から窃盗犯に狙われる傾向にありますが、海外で人気が高いことも盗難されやすい理由のひとつです。

窃盗犯に対抗する手段としては盗難防止装置の設置が有効です。

たとえイモビライザーが標準装備されている車種であっても、センサー式警報装置やGPS追跡装置などを設置することで盗難されにくい車にすることができます。

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自分に合った自動車保険を選んで、万が一の事故に備えましょう。


この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
車両盗難事件は年々減少傾向にあるものの、いまだに年間10,000台を超える盗難が発生しています。そのため車両盗難に備えて防犯対策を施しておくのが有効な自衛策です。もちろん最悪のケースを考えて車両保険を付帯しておいたほうがいいですね。