交通事故と関係ない車の故障に車両保険は使えるのか
車両保険に加入していれば、交通事による損害はもちろんのこと、洪水や台風などの自然災害による損害も補償されます。
では、交通事故と関係ないエンジンやエアコンなどの故障に車両保険は使えるのでしょうか。
故障による損害に車両保険は使えない
車両保険は交通事故のように偶然起こった事故による車の損害を補償するものなので、単なる故障に車両保険を使うことはできません。
自動車保険の約款に書かれている車両保険の定義は以下の通りです。
衝突、接触、墜落、転覆、物の飛来、物の落下、火災、爆発、台風、洪水、高潮その他偶然な事故によって被保険自動車に生じた損害および被保険自動車の盗難による損害に対して、被保険者に保険金を支払います。
交通事故や自然災害でエンジンやエアコンが壊れたときは補償の対象となりますが、通常の使用範囲で故障した場合は車両保険での補償はできません。
車の故障で車両保険は使えないので日頃のメンテナンスが重要
エンジンやエアコンが故障してしまうと修理代はかなりかかります。エンジンの修理だと数十万円掛かることも珍しくありません。
メーカーや販売店の保証期間内であれば問題ないですが、それ以外の故障の修理は実費で負担しなければなりません。
高額な修理費を払わないようにするには日頃からのメンテナンスが重要になってきます。安全運転に徹して車に負担を掛けないことも大切ですね。
エンジンオイル交換や点検整備は定期的に実施しておきましょう。走行距離が多い方ほど頻繁にメンテナンスを行うべきです。そうすれば故障しにくくなって費用が抑えられます。
もしメーカーや販売店の保証期間外で修理代を安く抑えたいのであれば、ディーラーではなくて修理工場に車を持ち込んでみましょう。個人客でもきちんと対応してくれますし、修理代を安くしてくれるかもしれません。
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自分の車に合った車両保険を選んで、万が一の事故に備えましょう。
この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
車両保険に入っていれば車の修理代は心配ないと勘違いしている方がいます。車両保険はあくまでも事故による損害補償であることを理解してください。メンテナンス費用をケチるとトラブルが起こったときに大事になって、結果的に高くついてしまいますよ。