契約内容は同じで無事故なのに保険料が上がった【自動車保険の更新】

自動車保険の更新でなぜか保険料が上がったという質問

自動車保険の更新時期が迫ってきたので見積もりをもらったところ保険料が上がるようです。前年度と契約内容が同じで無事故で過ごしたのに、なぜ保険料が上がるのでしょうか。

 

自動車保険は保険期間中を無事故で過ごすと、翌年の等級が1つ上がって保険料が下がるのが普通です。しかしそれとは関係なく翌年の保険料が上がることがあります。

 

 

無事故で契約内容が同じでも保険料が上がる理由

自動車保険に加入していて1年間、無事故で過ごすとノンフリート等級制度によって翌年の等級が1つ上がるので保険料が下がります。

ところが契約内容に変化がなくて無事故で過ごしたとしても、翌年の保険料が上がることがあります。

自動車保険全体が値上げしたとき

自動車保険は助け合いの精神(相互扶助)で成り立っている制度です。

事故の発生件数が増加して保険料の支払い額が増えたり、車離れによる自動車保険加入者の減少などによって収支バランスが崩れてしまいます。そこで保険会社は保険料を調整してバランスを取っています。

そのために事故の有無や契約内容の変更に関係なく保険料が上がることがあります。

車両科率クラスが見直されたとき

自動車保険は車の型式ごとに事故率や保険金支払額をデータ化して保険料を決めています。そのときに基準となるのが車両科率クラスで1~9クラスに分かれています。

過去の事故の実績から見て、事故を起こす確率が高い車種は車両科率クラスが高くなり、事故を起こす確率が低い車種は車両科率クラスが低くなります。

そのため自分が事故を起こさなくても、車両科率クラスが高い車種に乗っていれば保険料が高くなるという仕組みです。

科率は損害保険料率算出機構によって決定し、毎年改定されます。この改定によって前年の保険金支払実績が多い車種は料率を上げて翌年の保険料を高くして、保険金の支払実績が少ない車種は料率を下げて保険料を安くしています。

なお車両科率クラスはすべての保険会社で共通なので、保険会社によって保険料が異なることはありません。

自動車保険を使っていないのに保険料が上がったときは車両科率クラスの変更が影響しているのかもしれません。車両科率クラスは保険証券に記載されているので確認してみましょう。

消費税の増税による影響

自動車保険は非課税なので保険料に消費税はかかりません。しかし保険会社が支払っている経費には消費税がかかっているので、消費税が増税されると保険料が上がる可能性があります。

通販型(ダイレクト型)自動車保険は割引の影響を受けることがある

通販型(ダイレクト型)自動車保険の安さの秘密がインターネット割引です。

インターネット割引とはインターネットから保険の申し込みをした場合に受けられる値引きですが、割引額が1万円程度と高額なのが特徴です。

しかし多くの保険会社は初回契約時のみ、インターネット割引が受けられるようになっていて、契約更新時にインターネット割引が受けられません。そのため無事故で契約内容が同じであっても翌年の保険料が上がったように感じてしまうのです。

通販型(ダイレクト型)自動車保険の場合は、そのまま更新せずに毎年見直しをすることで保険料がお得になるかもしれません。

そこで当サイトがおすすめするのが→→→保険スクエアbang!自動車保険一括見積もりサービスです。

できるだけ多くの複数の保険会社から見積りをもらって保険料を節約しましょう。


この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
自動車保険全体の値上げや車両科率クラスの見直しによる保険料アップは自分の力ではどうすることもできません。しかし通販型(ダイレクト型)自動車保険なら保険会社の選択によって保険料の節約が可能です。更新が近づいたら見積もりをもらって再検討することを忘れないようにしましょう。