修理に出した車で業者が事故を起こしたときの自動車保険

修理に出した車で業者が事故を起こしたときの自動車保険に関する質問

車が故障してディーラーや修理業者に修理に出した場合、その車で業者が事故を起こしてしまったときの自動車保険はどうなりますか。

 

このようなケースによる事故の場合は、被害者に対する損害賠償は業者が行うので、車の所有者が責任を負うことはありません。

 

 

自分の車で業者が事故を起こしたときの運行供用者責任

自分の車が故障したり、点検などでディーラーや修理工場に預けた際に業者が事故を起こしてしまうと、その車の所有者としては困ってしまいますね。しかしこのようなときは業者が運行供用者責任を負うので、車の所有者には責任がありません。

業者が修理に出した自分の車で事故を起こした場合

車が故障したり、点検や車検などで業者に預ける場合、修理工場への移動中に事故を起こす可能性がないとはいえません。また修理完了後に公道でテスト走行を行うこともあるので、意外と事故を起こすリスクが高いものです。

もし修理に出した自分の車で業者が事故を起こした場合、気になるのが所有者の責任ですが、この場合の運行供用者責任は業者側にあります。

車の修理契約をして、その車を業者に預けた瞬間から、車両の運行支配が業者に移行したことになるからです。

そのため事故の被害者に対する損害賠償は業者が行うことになり、車の所有者が責任を問われることはありません。もちろん車の所有者が加入している自動車保険を使うこともありません。

業者から借りた代車で事故を起こした場合

それでは、もし修理業者から借りた代車で事故を起こした場合の自動車保険はどうなるのでしょうか。

この場合は、車を運転していた運転者と、代車を提供した修理業者の両方が運行供用者責任を負うことになります。

その理由として、業者が代車を提供するのは修理業務によって利益を得るためであり、通常は代車提供期間が1週間程度と短いために、車両の運行支配が業者に残っていると判断されるためです(連帯責任)。

そのため事故の被害者は、加害者と代車を提供した業者の双方に損害賠償を請求することができます。

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この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
修理に出した車で業者が事故を起こした場合に、自分(車の所有者)に賠償責任がないと分かっていても気分はよくないですよね。大切な車を預ける修理業者は、全ての面において信頼できるところに依頼したいものです。