自動車保険のエアバッグ割引やABS割引は廃止
自動車保険は各種割引を適用することで保険料を節約することができます。しかし過去には多くの保険会社で採用されていたのに、時代の変化と共に廃止された割引があります。
エアバッグ割引やABS割引も最近になって廃止された割引です。
廃止されたエアバッグ割引
エアバッグとは座席の前面に組み込まれていて、搭乗者を守るための安全装置です。車が大きな衝撃を受けたときに自動的に風船状のバッグが膨らんで、搭乗者が受ける衝撃を緩和します。
以前はエアバッグ割引を設定している保険会社が多くあり、数%~10%近い割引を受けることができました。しかし2015年7月以降、エアバッグ割引を採用している保険会社はありません。
現在ではほとんどの車にエアバッグが標準装備されるようになってきたために、この割引は廃止となっています。
ABS割引も廃止になった割引
ABSとはアンチロックブレーキの略で、急ブレーキを掛けたときにタイヤがロックしないように制御してスリップを防止する装置です。ABSがついていれば急ブレーキを踏んでもタイヤがロックしないで安全に止まることができます。
ABS装着車に対して適用されていたのがABS割引です。割引率は5%前後が多かったようです。
しかしこのABS割引もエアバッグ割引と同様に、ほとんどの車に標準装備されるようになってきたために廃止されていきました。2016年2月以降、ABS割引を採用している保険会社はありません。
なぜ自動車保険では安全装置の割引が廃止になったのか
エアバッグ割引やABS割引といった安全装置割引が廃止になったのは、エアバッグやABS割引などの安全装置が標準装備されるようになったからです。
平成15年の時点でエアバッグ装着率がほぼ100%、ABSは平成24年の時点で装着率が98%となっています。
すべての車にエアバッグやABSが搭載されていると、事故を起こしたときの被害軽減や事故率の低下で保険料を優遇することができなくなります。このような理由でエアバッグ割引やABS割引が廃止になっていきました。
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この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
昔の車と違って最近の車には様々な安全装置が標準装備となっています。今後は衝突安全ボディ割引やイモビライザー割引も廃止されるかもしれませんね。安全になっていくのは歓迎ですが、自動車保険の割引がなくなっていくのは寂しい気がします。