交通事故が発生しやすい場所には特徴がある
平成27年度に発生した交通事故は全体で約54万件と年々減少傾向にあります。しかし、そうはいっても1日当たり1450件近い交通事故が発生していることになり、まだまだ交通事故が多発していると見るべきでしょう。
交通局のデータを見ると、交通事故が発生しやすい場所には特徴があることが分かってきます。
交通事故の76%は市街地で発生している
市街地と非市街地で交通事故発生件数を分析すると、交通事故の76%が市街地で発生していることが分かります。
郊外の幹線道路よりも人や車が密集している市街地のほうが、圧倒的に交通事故が発生する確率が高いようです。
市街地の中で交通事故発生件数が多いのが交差点
市街地の中でもっとも交通事故発生件数が多いのが交差点です。市街地全体の交通事故発生件数は約41万件ですが、約半数となる23万件が交差点での事故です。
特に多いのが信号機のない交差点での事故で9万3千件です。交差点は直線道路より見通しが悪くて、特に信号がない交差点で出合い頭の事故や右直事故が発生しやすいので十分な注意が必要です。
歩行者から見ると横断歩道に信号機が付いていない場合は、車が歩行者を見落としたり発見が遅れる可能性があります。信号機がない横断歩道を渡るときは、必ず車が停止したのを確認してから渡るようにしてください。
一般単路での交通事故も多く発生している
一般単路とはトンネルや橋の部分を含まない道路の直線区間のことです。
見通しのいい直線区間ではあまり事故が起きないと考えがちですが、追突事故や脇見運転などが原因の事故が年間15万件発生しています。
一般単路における交通事故は交差点での事故に比べて減少傾向が強くなっており、ドライバーが安全運転に徹すれば交通事故を回避しやすい場所といえます。
交通事故の主な原因が安全運転義務違反
交通事故における違反を集計してみると、圧倒的に多いのが安全運転義務違反です。前述した交差点や一般単路における交通事故の多くは安全運転義務違反が原因であると考えられます。
それでは安全運転義務違反でどのような事故を起こしているのか紹介していきましょう。
安全不確認による事故
安全運転義務違反の中でもっとも多い違反が安全不確認です。安全不確認とは交差点内などにおいて、左右の安全確認を怠ったまま走行したことによる事故のことです。
安全確認をしっかり行えば大半の事故は防げるといえます。
脇見運転による事故
2番目に多いのが脇見運転による事故です。脇見運転は一般単路などの見通しのいい直線道路で発生することが多く、気が付いたときには大事故に繋がる可能性が高いので注意しましょう。
動静不注視による事故
動静不注視とは相手の車の存在に気づいていたのにも関わらず、それが危険と判断できずにそのまま走行して事故を起こしてしまうことです。
これに該当するのが「だろう運転」です。相手が止まってくれるだろうなどとは思わずに、自らが止まって事故を回避しましょう。
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この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
交通事故の大半は市街地で発生していて、その中でもっとも多いのが交差点です。これに該当する場所は街のいたるところに存在しています。ドライバーも歩行者も安全に十分注意して、交通事故を起こさないように心がけてください。