JAFと自動車保険のロードサービスの違いに関する質問
自動車保険とJAFのロードサービスは似ているようで違う
ロードサービスといえばJAFが有名ですね。ところが近年では、自動車保険会社が用意しているロードサービス特約を選ぶ方が増えているようです。
自動車を運転しているときに困る不意のトラブルも、ロードサービスに入っていれば安心です。しかし自動車保険のロードサービスは保険会社によってサービス内容が異なることがあるので、しっかり内容を把握しておかないとイザというときに役立たないかもしれません。
ロードサービスとは
ロードサービスとは以下のようなトラブルが発生したときに、現場まで駆けつけて対応してくれるサービスのことです。
- レッカー移動
- バッテリー上がり
- キーの閉じ込み
- タイヤのパンク
- 脱輪、落輪
- ガス欠
このようなトラブル対応の他に、事故やトラブルで帰宅できなくなったときの宿泊費や交通費用を負担してくれるサービスも存在します。
自動車保険のロードサービス特約に加入していて、このようなトラブルに襲われたときは保険会社に連絡します。保険会社が提携ロードサービス業者に連絡するので、自分で手配する必要はありません。
自動車保険のロードサービス特約を使うと等級が下がると思っている方がいますが、等級には影響しません。
自動車保険とJAFのロードサービスの違い
自動車保険のロードサービスとJAFのロードサービスはサービス内容が異なります。さらに自動車保険のロードサービスは保険会社によってサービス内容が異なるので、契約する前の内容確認が重要です。
ロードサービス内容の違い
レッカー移動の距離
レッカー移動の無料距離が〇kmまでと決められていることがあります。JAFの場合、レッカー移動の無料距離は15kmまでとなっています。
しかし、レッカー移動距離は、トラブル発生場所から修理工場までの運搬距離になるので事前の予測は不可能です。
近距離レッカー移動が無料のロードサービスは特約料金が安いのが特徴ですが、実際には超過距離分の高額費用を請求される可能性があります。反対にレッカー移動距離無制限だと特約料金が高くなってしまいます。
事前に予測できないレッカー移動距離の距離制限があるのがロードサービスの悩ましい点です。
なお自動車保険のレッカー移動サービスを利用した場合、搬送先は保険会社が提携する修理工場になります。自分が希望する修理工場に搬送することはできないので注意してください。
ガス欠トラブルの利用回数制限やガソリン代の請求の有無
ガス欠したときにガソリンや軽油を現地まで届けてくれる便利なサービスですが、利用回数に制限を設けていることがあります。またガソリン代を実費請求されることがあるので確認しておきましょう。
宿泊費や帰宅に要する費用負担
事故やトラブルに遭遇して車に乗って帰れなくなった場合に宿泊費や帰宅費用を補償してくれるサービスがありますが、補償額に制限が設けられていることがあるので注意しましょう。
ロードサービス専門のJAFがおすすめ
自動車保険のロードサービスは便利な特約ですが、意外と使いにくいことがあります。
JAFの場合は契約している人(会員)がサービスの対象なので、他人の車やレンタカーを運転している場合や原付自転車を運転しているときでも有効です。
一方、自動車保険のロードサービスは契約車両のみがサービスの対象なので他車を運転中のトラブルには対応できません。
このようなことからロードサービスに関しては専門のJAFをおすすめします。
初年度は入会金と年会費合わせて6千円、翌年度以降は年会費4千円が必要ですが、自動車保険のロードサービス特約を外すことで保険料が安くなるので、それほど負担増にはならないと思います。
この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
JAFと提携している保険会社のロードサービスで救援を依頼すると、JAFが現場に駆け付けますがサービス内容や料金形態は異なります。JAFの会員になると受けられるJAF会員優待サービスは自動車保険のロードサービスにない魅力です。