自動車保険の保険料が上昇する3等級ダウン事故とは

自動車保険の保険料が上昇する3等級ダウン事故

事故を起こして自動車保険を使うと等級が3つも下がって保険料が上がる

交通事故を起こして自動車保険を使うと翌年の等級保険料に影響してきます。なかでも3等級ダウン事故を起こすと等級が3つも下がって保険料がかなり上昇するので、契約者としてはできれば避けたい事故といえます。

3等級ダウン事故とは

3等級ダウン事故に該当する事故とは「相手がいる事故」です。車対車の事故や人身事故、物損事故などほとんどの事故が3等級ダウン事故です。

3等級ダウン事故を起こすと翌年から等級が3つ下がるのに加えて、事故有係数が3年間適用されて保険料が高くなります。

事故有係数は7等級から20等級の間で適用されますが、具体例は以下のようになります。

20等級の人が3等級ダウン事故を起こした場合

・事故を起こした翌年は17等級で割引率38%
・その翌年は18等級で割引率40%
・さらに翌年が19等級で割引率42%

事故を起こさなければ3年間20等級のままで、割引率も無事故係数の63%が3年間適用です。3等級ダウン事故を起こすと保険料がかなり上昇することが分かりますね。

1年間に3等級ダウン事故を2回以上起こすと引受拒否されることも

1年間に3等級ダウン事故を2回起こすと、事故有係数の適用期間が3年+3年で合計6年にもなってしまいます。ちなみに6年以上の係数適用期間は設けられていません。

事故有係数の適用期間が6年ともなれば相当に高い保険料を払い続けることになりますが、それよりも深刻なのは保険会社による引受拒否です。

1年間に3等級ダウン事故を2回起こすと、保険会社によっては引受拒否をするところがあります。当然ながら引受拒否されたら今後の自動車保険契約ができません

20等級の人が1年間に3等級ダウン事故を2回起こしても、引受拒否される可能性は低いかもしれません。なぜならば今までの実績があって20等級まで進んだからです。

しかし6等級や7等級の人、もしくはそれ以下の等級の人が1年間に2回事故を起こすと引受拒否される可能性が高まります。この理由は保険会社にとってリスクが高い契約者と判断されるからです。

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この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
ノンフリート等級制度の改定によって3等級ダウン事故を起こすと、事故有係数が3年間適用されるようになったために、保険料に対するペナルティがかなり上昇してしまいました。ちょっとした事故でも3等級ダウン事故に該当するので、補償額が少ない事故の場合は保険を使わない手段に出る人もいるようです。