自動車保険は都道府県別で保険料が違う【地域別科率】

自動車保険は住んでいる地域(都道府県)によって保険料が違う

自動車保険は日本国内全国どこでも同じ保険料ではありません。同じ条件で契約しても都道府県などの地域別によって保険料が違います。

そこで今回は、都道府県別で保険料が異なる理由や、保険料が高い地域・安い地域について紹介していきましょう。

なぜ都道府県(地域別)によって保険料に差が出るのか

現在の自動車保険は契約者の性別や年齢、車種、使用目的などを基に、事故リスクを分析して保険料が設定されるリスク細分型が主流です。そのリスク分析の中に含まれているのが「地域別事故率」です。

交通事情や事故発生件数は地域によって異なります。また事故が多い地域に住んでる人はそれだけ事故に遭うリスクが高くなって、保険金支払い率が高くなってしまいます。

そのため事故に遭うリスクが高い地域と低い地域に保険金の支払い状況に差が生じてしまうため、地域ごとに「地域別科率」とよばれる保険科率を定めて不公平感をなくしています。

自動車保険の保険料が高い地域と安い地域

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保険料が高い地域(都道府県)トップ3

都道府県名 保険料額
1位
愛知県
53,689円
2位
岐阜県
51,867円
3位
北海道
50,489円

東京都は48,536円で11位、大阪府は50,158円で4位です。

東京や大阪といった大都市圏のほうが、事故が多く発生して保険料が高くなるイメージがありますが、東海・北海道地域が上位に入っているのは意外でした。愛知県や北海道で保険料額が高い理由は死亡事故が多いためです。

沖縄には「沖縄科率」が存在する

保険料が安い地域(都道府県)トップ3

都道府県名 保険料額
1位
沖縄県
38,770円
2位
岩手県
41,346円
3位
島根県
42,368円

3県共に事故発生件数が低いだけでなくて、人口そのものも少ないですね。結果として事故に遭う確率が低くなり、保険金の支払い率が下がって保険料が安くなります。

沖縄県の保険料が安い理由は「沖縄科率」が存在しているからです。沖縄県のような自動車保険加入率が低い地域の加入率を増やす目的で、保険会社が科率を低く設定することがあります。

地域による保険料格差は保険会社によっても異なる

愛知県と沖縄県を比較すると約1.5万円の差があります。自動車保険は長期に渡って契約するものなので、1年間でこれだけの差が開くのは大きいですね。

保険料を安くするために引っ越すわけにはいきませんが、保険会社によって地域別科率が異なっていたり、地域別科率そのものを採用していない保険会社もあります。保険料が高い地域に住んでいても、別の保険会社なら保険料が安くなるかもしれません。

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この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
住んでいる地域によって保険料が異なることはあまり知られていないようです。また保険会社によって地域別科率が異なることも知られていません。それだけに現状の契約内容に満足しないで、更新ごとに保険会社を見直すことが大切ですね。