自動車保険は年齢条件の設定で保険料が安くなる
自動車保険は条件や特約を使って補償範囲を限定することで保険料が安くなります。その中のひとつが「運転者年齢条件」で設定や見直しをすることで保険料を節約できます。
今回は年齢条件の設定や見直しで保険料が安くなる方法について紹介していきます。
運転者年齢条件とは
運転者年齢条件とは、運転者の年齢を設定することで補償範囲を限定することです。補償範囲を限定する代わりに保険料が安くなりますが、その幅は保険会社によって異なります。
交通事故は年齢によって事故発生率が異なります。若年層になるほど事故発生率が高く、40歳代が最も少なくなり、高齢になるにしたがって再び発生率が高くなっていく傾向があります。
自動車保険は事故の発生リスクが高くなると保険料が上がっていく仕組みなので、若年層や高齢者の保険料が高くなってしまいます。
自動車保険の年齢条件はおおむね5つの補償区分が設定されています。
・全年齢補償
・21歳以上補償
・26歳以上補償
・30歳以上補償
・35歳以上補償
保険会社によって更に細分化されていることがあって、保険料の設定が異なることがあります。
年齢条件の違いによる保険料の変化を調べてみる
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- 保険会社:ソニー損保
- 等級:6等級
- 年齢:33歳
- 免許証の色:ブルー
- 車種:トヨタ アクア
- 免許の色はブルー
- 車の使用目的:主に家庭用
- 年間予想走行距離:11,000km以下
- 補償の対象となる運転者:記名被保険者とその家族に限定
- 車両保険:なし
- 全年齢補償:269,880円
- 21歳以上補償:122,900円
- 26歳以上補償:72,800円
- 30歳以上補償:68,310円
まずビックリするのが全年齢補償の保険料の高さです。21歳未満の方が自動車保険に加入すると保険料が相当な負担になりますね。
21歳以上補償になると保険料はおよそ半分になって、30歳以上補償だと1/4近くまで下がります。年齢条件による保険料の変化がかなり大きいことが分かります。
なおソニー損保の場合は年齢条件が4区分でしたが、保険会社によってはもっと細分化されていることがあります。
21歳未満で全年齢補償で契約している方は、21歳の誕生日を迎えたと同時に年齢条件を変更するようにしましょう。年齢条件の変更は契約途中でも変更が可能で、満期日まで待つ必要がないからです。
この変更は自分から申告しないといけません。いつまで待っていても保険料は安くならないので、しっかりと自分で見直しましょう。
この記事のライター:自動車保険サイト管理人「結城」
保険料は運転者年齢条件によって大きな差があることが分かって頂けたと思います。特に21歳未満の方や同居の子供を適用範囲に含めている場合は、21歳の誕生日を迎えた時点で確実に年齢条件の設定変更を保険会社に申告するようにしてください。