洗車の意味・正しいやり方・注意点

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なぜ車は洗車する必要があるのか

車を買った直後は毎週末のように洗車をしていたのに、今では全然洗車しなくなったという人も多いかもしれません。

そもそもなぜ車を洗車しなければならないのでしょうか。もちろん車をキレイにしておきたいという自己満足を満たす意味もありますが、それ以外にも理由がありそうです。

洗車の意味とは

車のボディは鉄板でできています。しかし鉄板はそのままだとすぐに錆びてしまうので、表面を塗装して空気と遮断することで錆を防いでいます(アルミやカーボンでも意味は同じです)。

鉄板を錆びから守るための塗装ですが、塵や埃、砂や泥、紫外線、酸性雨などが塗装面を攻撃し、常に劣化と戦っています。

そのためこれら外的要因を除去し、塗装面をキレイに保つために洗車をする必要があります。

車の塗装は近年非常に高品質になり、洗車の必要性が薄れているように思われています。

しかし車の取扱説明書に塗装面の手入れに関する記述があり、普段の手入れがシビアになっているのも事実です。

鳥のフンや虫の死骸、ピッチやタールなどが付着したらできるだけ早く除去する必要がありますし、ワックスやコーティングで表面を保護する必要があります。

昔からあるソリッド塗装とは違い、最近の塗装は非常に複雑な工程を経て仕上げられているので、状態維持にはそれなりの繊細さが求められますが、基本的な作業は洗車です。

いつ洗車をしたらいいのか

理想の洗車日和は気温が高くなく少し曇っていて風が弱い日でしょう。

しかしそんな日は年に数日あるかないかです。現実的には休日を利用して洗車することになりますが、風が強いときには屋外洗車を慎むべきです。

風で飛散した砂塵が洗車後の濡れた状態の塗装面に付着してしまい、拭き取り作業により砂塵がヤスリとなって塗装面を攻撃、洗車傷を付けまくることになります。

直射日光が強いときも洗車を控えたほうがいいでしょう。水道水を使って洗車した場合、すぐに拭き取らないとイオンデポジットと呼ばれる白く丸い染みが残ってしまいます。

特に黒や紺色といった濃色の車はイオンデポジットが非常に目立ち、完全に除去することが困難なので水分が乾燥しやすい直射日光下での洗車はおすすめできません。

雨が降った後は早めに洗車したいところです。酸性雨による影響を少なくするためにもなるべく早く洗車しましょう。

洗車後は水垢落としやコーティングを掛けておけば車が汚れにくくなり、次の洗車が楽になります。

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参考記事:車用コーティング剤の人気ランキング【最新版】

洗車は車を維持するために欠かせない作業ですが、環境や天候などを考慮しながら行わないと逆効果になってしまいます。

洗車道具を揃えることも大切ですが、条件の良いときに小まめな洗車やワックスコーティングをしていくことが車の状態を保つコツです。


車を見るとその人の性格が分かると言われます。あまり神経質に洗車するのも考えものですが、小奇麗にしていれば車の状態が把握できますし、あなた自身の印象も良くなります。一度も洗車をしたことがないと公言している人は、それなりの目で他人から見られていると思ったほうが良さそうです。