交通違反の中でも特に罪が重いひき逃げ

一般的にひき逃げといわれている行為は、道路交通法の救護義務違反にあたり、たった1回の違反で運転免許が取り消しになるほどの重い罪です。

また、2014年5月に自動車運転死傷行為処罰法が施行されて、ひき逃げの罪はさらに重くなっています。

今回はひき逃げ罰則違反点数罰金について紹介していきます。

ひき逃げの罰則

ひき逃げ自体の罪として、救護義務違反や危険防止措置違反などがありますが、被害者が怪我を負っていたり死亡しているときはさらに罪が重くなります。

ひき逃げの罪状と罰則

負傷者の救護と危険防止の措置違反

5年以下の懲役または50万円以下の罰金。事故の原因が運転者の運転に起因する場合は10年以下の懲役または100万円以下の罰金

事故報告の義務等違反

3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金

現場に留まる義務違反

5万円以下の罰金

過失運転致死傷罪(自動車運転過失致死傷罪)

7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金

危険運転致死傷罪

被害者が負傷の場合15年以下の懲役、死亡の場合20年以下の懲役

殺人罪

死刑または無期懲役または懲役5年以上

ひき逃げの場合、飲酒運転をしていることが多くて、飲酒の程度によって罪が決まります。

酒酔い運転

5年以下の懲役または100万円以下の罰金

酒気帯び(0.25mg以上)

3年以下の懲役または50万円以下の罰金

酒気帯び(0.15以上0.25mg未満)

3年以下の懲役または50万円以下の罰金

酒酔い運転とはアルコール量に関係なく酒に酔った状態で、正常な運転ができないと判断された場合です。

ひき逃げの違反点数・欠格期間

ひき逃げ事故を起こしたときの違反点数と免許の欠格期間は以下の通りです。

交通違反の種類 違反点数 欠格期間
ひき逃げ事故(救護義務違反) 35点 3年
ひき逃げ死亡事故 55点 7年
ひき逃げ傷害事故 48点 5年
酒酔い+ひき逃げ死亡事故 90点 10年
酒気帯び+ひき逃げ死亡事故(0.25mg以上) 80点 10年
酒気帯び+ひき逃げ死亡事故(0.15~0.25mg ) 68点 9年
酒酔い+ひき逃げ傷害事故 83点 10年
酒気帯び+ひき逃げ傷害事故(0.25mg以上) 73点 10年
酒気帯び+ひき逃げ傷害事故(0.15~0.25mg ) 61点 8年

ひき逃げ事故の多くが人身事故であり、行政処分は救護義務違反の違反点数に加えて交通事故の付加点数が加算されることがほとんどです。

交通事故の付加点数は死傷度合いや不注意の度合いによって点数が決まります。傷害事故なら2~13点、死亡事故なら13点または20点となります。

飲酒運転をしていた場合のひき逃げは、違反点数がさらに加算されるので免許の欠格期間が10年になることも珍しくないようです。

ライター:「アンドロイド村上」
通常の事故であれば過失運転致死傷罪になって、罰金や執行猶予になることがほとんどですが、ひき逃げや飲酒運転は運転者に大きな問題があるために罪がとても重くなります。どんなに小さな事故であっても逃げたりせずに警察へ連絡して、被害者の救護にあたりましょう。
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