自動車保険等級は事故あり・なしで割引率が違う

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事故を起こして保険を使うと割引率が変わる

自動車保険ノンフリート等級制度により保険料の割引や割増が決定されます。

等級は1~20等級に区分され、新規に契約したときには6または7等級からスタートし、1年間無事故なら翌年は1等級上がり、事故を起こして保険を使うと3等級下がる仕組みになっています。

事故ありと事故なしで割引率に違いが出る

今までは前年の事故の有無に関わらず、等級による割引・割増率は同じでした。

ところが前年に事故を起こして保険を使った契約者には、保険金が支払われたことで事故を起こしていない契約者よりもリスクが高くなります。

このリスクの差を是正するために、事故あり契約者の割引・割増率を変更して、事故なし契約者との不公平をなくすように変更されています。

自動車保険等級は事故あり・なしで割引率が違う
出典:http://www.giroj.or.jp/

事故なしと事故ありでは10%~20%以上割引率に差がありますね。

例えば15等級で事故を起こした場合、この制度適用前は翌年の等級は12等級-44%割引となりましたが、適用後からは12等級-27%割引となり17%も割引率が低くなっています。

この割引率低下は3年間適用されます。複数の事故を起こしたときには最長で6年間の適用です(車両盗難・飛び石・落書きなどの1等級下がる事故は1年間の適用)。

割引率の差を考えると、軽微な事故では自動車保険を使わずに自腹で解決したほうがトータルで安く済むケースがあります。そのため損益分岐点を考えて保険使用を決める契約者が増えているようです。

新規契約は年齢により保険料が大きく異なる

自動車保険に新しく契約する場合には契約者の年齢により保険料に大きな差が出ます。

・年齢問わず補償 28%割増
・21歳以上補償 3%割増
・26歳以上補償 9%割引
・30歳以上補償 9%割引

新規契約は6等級から開始ですが、年齢条件により保険が大きく異なることが分かります。18歳~21歳未満で新規契約した場合には28%も割増になります。

こうなると保険未加入車の問題が出てきますが、車を運転するならいくら高くても自動車保険に加入しておかなくてはなりません。

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自動車保険を利用するには、ノンフリート等級制度を理解しておくことが無駄のない保険選びに繋がります。


事故を起こして保険を使ったことでの保険料アップを嫌って、現在の保険を解約~別の保険会社で新規契約をしても、保険会社間でデータがリンクされており、該当データは13ヶ月保存されているので良からぬ考えを起こしても無駄なようです。