筑波サーキット2000の最速タイム車は?【コースレコード】

目次

筑波サーキットの最速タイムは何秒なのか?

ショップ主催などにより数多くの走行会が開催されている筑波サーキット

あなたも走った経験がありませんか?1970年にオープンした筑波サーキットは、全長2045mと短い距離のコースながら過去には全日本F3選手権や全日本ツーリングカー選手権(JTCC)が開催されていたことがあり、現在でもF4やFJ1600などのレースが行われています。

筑波サーキット2000の最速タイム車は?【コースレコード】出典:https://www.jasc.or.jp/

筑波サーキットは全長やレイアウトが市販車に適している首都圏に近い、他のサーキットと比較して貸切費用が安い、などの理由で平日・週末問わずに数多くの走行会が行われています。

2001年には全長1000mのコース1000がオープンして、こちらでも多くの走行会が開催されています。それぞれ『TC1000』『TC2000』と呼ぶこともあります。

筑波サーキット2000レイアウト

筑波サーキット2000の最速タイム車は?【コースレコード】

筑波サーキット1000レイアウト

筑波サーキット2000の最速タイム車は?【コースレコード】
出典:https://www.jasc.or.jp/

筑波サーキット2000市販車最速タイム

市販車タイムアタックで有名なのがCarトップ誌です。

Carトップ誌が行った筑波サーキット2000タイムアタック歴代トップ10を見てみましょう。

1位 日産GT-R R35型 09モデル (485ps) タイム1分01秒343

2位 ラディカルSR4 (250ps) タイム1分01秒555

3位 日産GT-R R35型 (480ps) タイム1分02秒143

4位 日産スカイラインGT-R Vspec BCNR33型 (280ps) タイム1分03秒58

5位 ポルシェ911ターボ 997型 (480ps) タイム1分04秒12

6位 ランボルギーニガヤルド (500ps) タイム1分04秒14

7位 スバルインプレッサWRX STIスペックC (280ps) タイム1分04秒17

8位 ホンダNSXタイプR (280ps) タイム1分04秒20

9位 ポルシェ911GT3RS 997型 (415ps) タイム1分04秒34

10位 三菱ランサーエボリューションVⅢ MR RS (280ps) タイム1分04秒40

やはりR35GTRの速さが際立ちますね。市販車での1分切りはもうすぐ見られるかもしれません。車の進化はもちろんですが、タイヤの進化によるグリップ力アップが好タイムに貢献していますね。

レーシングカーの筑波サーキット2000最速タイムは何秒?

筑波サーキット2000の公式コースレコードは50秒23です。

1979年12月に星野一義選手がF2マシン(マーチ792 BMW)で樹立した記録です。当時日本では最速レーシングカーのF2マシンですが、35年以上も前のタイムということに驚きです。

非公式の筑波サーキット2000コースレコードは44秒008です。

2015年12月に元F1ドライバーの小林可夢偉選手が、スーパーフォーミュラマシン・ダラーラ・トヨタで叩き出したタイムです。小林可夢偉選手自身は43秒台を狙っていたようなので、このタイムには不満足のようですが全く次元が違いますね。

さすがにスーパーフォーミュラマシンが全開走行すると、筑波サーキット2000が狭いコースということがよく分かります。

このようなタイムアタックの機会が再びあるのかは不明ですが、次のチャンスがあれば43秒台突入に期待ですね!

2016年12月4日に開催された『スピード×サウンドトロフィー』で、小林可夢偉選手が自身の持つ筑波サーキット2000コースレコード(参考記録)を更新しました。

オートスポーツの企画として行われた『小林可夢偉×SF14タイムアタックチャレンジ』にTOYOTA GAZOO Racing SF14で参加した小林可夢偉選手ですが、午前中の完熟走行の段階で早くも昨年度のコースレコードを更新する43秒966を記録。

午後のタイムアタックで怒涛の43秒304を叩き出し、昨年度から公言していた43秒台でのコースレコードを記録しました。走行後のインタビューで42秒台が見えていると発言しているので来年が楽しみですね。


市販車を語るときに性能比較の基準にもなるのが筑波サーキットのラップタイムです。高性能車が新登場するときには、メーカーが本気になってタイムアタックするほどなので影響力が大きいのでしょう。それにしてもレーシングカーの速さには脱帽ですね。